ひとつだけ、後悔がある。
後悔というよりはこのままでいいのかという不安なのかもしれない。
それが何かというと、苦しんだ経験が無いことだ。
一応ある程度は生きてきたから、ちょっとした関門とかはあったけれど、
それでもわりと裕福な家庭だったし、やりたいことやって生きてきたし、受験やらも適当にこなして。
キツい経験と言っても、かったるいなあ、面倒くさいなあ、と言いながらなんとか出来てしまうものばかり。
超悩んで、スーパー頑張って、ウルトラ成長しました!みたいな話は一切無かった。
とは言ってもそんなもんだし、コンスタントな人生が幸せであることは重々承知と言いつつも、それでもどこか物足りなさを感じてしまう。
いや、もしかしたらとんでもない壁とか不幸がこの先に待っているかもしれない。一応、お金はしっかり貯めておこうと思う。
話が逸れた。
そう、僕は幸せ者だ。
世の中の誰かのおかげで、平凡で幸せなことも理屈の上では分かっている。
何歳で言ってるかによって受け取りかたが変わる