2019-03-04

幸せ

ひとつだけ、後悔がある。

後悔というよりはこのままでいいのかという不安なのかもしれない。

それが何かというと、苦しんだ経験が無いことだ。

一応ある程度は生きてきたから、ちょっとした関門とかはあったけれど、

それでもわりと裕福な家庭だったし、やりたいことやって生きてきたし、受験やらも適当にこなして。

キツい経験と言っても、かったるいなあ、面倒くさいなあ、と言いながらなんとか出来てしまものばかり。

超悩んで、スーパー頑張って、ウルトラ成長しました!みたいな話は一切無かった。

人生より小説のほうがよっぽど奇なり。

とは言ってもそんなもんだし、コンスタント人生幸せであることは重々承知と言いつつも、それでもどこか物足りなさを感じてしまう。

いや、もしかしたらとんでもない壁とか不幸がこの先に待っているかもしれない。一応、お金はしっかり貯めておこうと思う。

話が逸れた。

そう、僕は幸せ者だ。

こんな文章を書くヒマがあるくらいには幸せだ。

ドラマティックな人生に憧れを抱いちゃうくらいには幸せだ。

僕は僕自身幸せであることを分かっている。

世の中の誰かのおかげで、平凡で幸せなことも理屈の上では分かっている。

幸せな今をつまらないと思ったり、何もしないクセに面白い人生体験したいなんて思うことは愚かだから、このままでいい。

幸せ者の戯言から、聞き流して。

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