「痴漢は犯罪です」というポスターは沢山あるが、これは痴漢行為を働く人間には何ら反省効果を及ぼさない事が、本などを読むとよく分かる。
彼らは道徳心に欠ける訳でも心が邪悪な訳でもやく、やめたくてもやめられない性依存症と、強烈な認知の歪みを持つからだ。
「痴漢は依存症です。病院へ行きましょう。」というポスターがもっと増えて欲しいと思う。
「セックス依存症になりました。」
https://wpb.shueisha.co.jp/comic/2019/02/22/108204/
ネット上で痴漢問題や女性専用車両について交わされる議論、とくに男女で意見の割れるバトルには当事者性に欠けた不毛なものが多いと感じます。
なぜ彼らは痴漢をするのか、その原因・実態について理解が広まらず誤解が余りにも多いと思っています。
卑劣な性犯罪を無くし、不幸な人を少しでも減らすにはどうすればいいか、その為の糸口はまず「正しく知る」事だと思います。
この漫画、序盤は多くの読者が遠い世界の他人事として、あるいは被害者感情で、読めると思います。
しかし話数を追うごとに男女とも身につまされる読者が増えるのではないかと思います。
本気で自分の性の問題を解決しようと向き合い続ける人間でないと描けない内容がここにあります。
読み手によってはかなり負荷をかけてくる漫画なので、辛くて読めないという人には強く勧めません。
わたしは読んでいて負荷がかかりましたが、これを最後まで見届けなくてはいけないという使命感で読んでいます。
犯罪や人間関係のトラブル、特に性や恋愛が絡んだものは、感情抜きに語れないものが多いです。
しかし、正義とか悪とか、被害者とか加害者とか、擁護とか批判とかよりも前に、
でも広まって欲しいんだ。切なる願い。
そもそもさあ、加害者の原因がどうとか人権がどうとか、その上で被害をいかに減らすかとか、そういうクソ真面目なことを一切考えず、 何かを一方的に殴りたいからこそ、みんなああ...