ネットでは七転八倒の痛み、三大激痛のひとつとある。ツイッターにあった体験マンガも、読んだだけで金玉が縮み上がりそうなものばかりだ。
筆者の母親も尿路結石で入院したことがある。母曰く「陣痛より痛かった」そうで、ますます肛門がキュッとなる。
さて、2週間ほど前から胃腸の不調を感じていた。吐き気、胃もたれ。たまに差し込むような痛み。便は頻繁ではないが、出たら軟便。
わりとポンポンペイン族な筆者は経験上そのうち治るだろとタカをくくっていた。あまりの治りの悪さに重い腰を上げたのは1週間ほどたったころだろうか。
かかりつけで上記の症状を伝え、胃腸薬を処方され、数日様子見。症状が一向に良くならないどころか発熱まであったため、再度受診。
で、診断されたのが、SNSエッセイ漫画の花形、尿路結石だったわけである。
思わず大きな声をあげた。
例えば猛烈な下痢でトイレから出られないあの状態を10とする。
今のポンポンペインはマックスでせいぜい5か6ぐらいなんである(ただ常時2〜3なのが、地味にクるのだが)。
なんでも石が小さいと、例の激痛になるらしい。石が大きいとこのようにあまり痛くないこともあるそうだ。しかし石が大きいとそれだけ降りるのも遅い。だから長期間不調が続いているわけだ。
と、診断されて今日で5日。
「ここにあったのが」医師は肋骨の底らへんを指した指を、へそ横にスワイプさせた。「ここに来たね」
投薬を続け、激痛があったら痛み止めの注射。どうしても出てこなかったら体外から石を壊すやつやるしかないかな。と、医師は続けた。
石を壊すやつ。こちとら伊達に暇人じゃないので事前に調べ済みである。体外衝撃波結石破砕術。邪王炎殺黒龍波っぽくってかっこいいが、こちらは邪王炎殺黒龍波とは違って水属性である。水を伝った衝撃波がドゥーンwwドゥーンwwwと結石を破壊する。
そして暇人は知っている。ドゥーンwwwドゥーンwwwが8万円前後することと、人によってはけっこう痛いことを。本当にドゥーンwwwwwて音がするかは知りませんて言うかしないと思います。
どう転んでもライトな地獄。塞ぎ込む筆者を見かねたのか、医師が励ますように話しかけてきた。そう、優しい人なのだ。
え? 戸惑う患者を尻目に、彼は力強く続けた。
「おしっこはただ流れてるんじゃなくて、内臓がギュッギュッと縮んで送ってるのね。その縮んだときが痛いわけ。陣痛も子宮がギュッギュッとなるときに痛いわけだから。同じでしょ?ね?」
え、だから何なの。結局すごく痛いってことしか伝わってこないんだけど……。
というわけで、再び投薬で様子見の日々を送ることになった。万一ドゥーンwwwすることになったらまた涙目で増田に書こうと思う。
女子なのに肛門とかおしっことか書かれると おじさんちょっとちんちんがふっくらしてくるじゃないか