学校に行きたくなかった。
少なくとも破滅的に悪い人は居なかった。
体育の授業が苦手だった。
運動神経が悪くてつらかった。
でもそれだけならそれ大変だってだけだったと思う。
ドッジボールが駄目だった。
①逃げなくてはいけない
どんくさい私には難しかった。逃げられずにチームの足でまといになるのがいやでいやで仕方なかった。
②ボールをぶつけられる
痛い。単純に痛い。人からボールをぶつけられるの怖くてたまらなかった。バレーボールがたまたま狙いが外れて当たるのとは訳が違う。
明確な意思を持って人に狙わられるその心理もボールの重さも痛くてたまらなかった。
③ボールをぶつけなければいけない
嫌だった。誰かを狙うなんて嫌だった。強い子を狙後々が怖かったし、弱い子を狙うのは自分が狙われてる時を思い出して心がぐちゃぐちゃになった。自分と関係が良くないクラスメートも狙えない。仲が良くて強い子なら狙えるけど、そんな子が味方チームだったり外にいたりすると何も出来なくて、パスを回してブーイングされたりした。つらかった。本当に辛かった。
体育の授業でだけならまだ耐えられたかもしれないけど、毎日休み時間にやらされた。
体育の授業は毎日じゃないけど、ドッジボールの練習は毎日だった。
昼休みつらかった。
楽しい座学授業も給食もドッジボールがあるというだけで心が黒く重く塗りつぶされてつらかった。
大人になったらもっと大変なんだから子どものうちに我慢することに慣れなくちゃって思って頑張ってた。
こんなに嫌だったこと、大人になったら笑い話なるんだろうなと思ってた。
大人はすごく大変で、自分はこんなドッジボールごときでくじけて弱音を吐いてはいけないのだと思ってた。
後悔している。
我慢するべきではなかった。
大人になって大変なことはもちろんあるけど、子どものつらさより大人のつらさの方が「偉い」なんてことはない。
ある程度の我慢はもちろんしなくてはならない。わがままばかり言うことは出来ない。
でも心が歪むほどつらかったのならそこから逃げ出していいのだと昔の私に言いたい。
大変だね。頑張ってるね。つらかったら逃げていいよ。
大人はもっと大変とか、私より貧しい人はもっと大変とか、私より頭悪い人は大変とか、私より鈍い人はもっと大変だから、とか我慢しなくていいよ。
「普通」か「普通より少し恵まれている」あなたの大変さはなかなか理解されにくいけど、だからって大変じゃないってことにはならない。
でも学校から逃げて将来生活していけるのか?って不安あるよね。
死ぬくらいなら不登校で良いよって言う人は多いけどそれで将来どうすればいいのか提示してるひとは少ない。
うんち
明確に悪い人いっぱいいたけど、屈辱的だけど学歴のために学校へは行ったほうがいい 明確に悪い人を避けたいなら、私立の方が確率は減る 学歴が高いほど、平均的には人はまともにな...