2019-02-04

ダンガンロンパV3を思い返して(ネタバレ

この作品において前作までの話についてのあれやこれやらで賛否両論が起きて

レビューなんかも荒れて

そこから少し落ち着いていやいやこれはそういう話じゃないよっていう冷静な意見も出て

そういう意見にはおおむね賛同するんだけど


時々掲示板なんかで話題になると

やっぱりなんかずれてるなぁっていう意見の人がいる


ダンガンロンパダンガンロンパV3フィクションだよ?

よく聞く「ズレてるんじゃないかな?」って思うのが「主人公最終章で言ったことに胸を打たれた」っていう意見

自分たちフィクションなんかじゃない、感じて、喜んだり苦しんだりする本物の人間なんだ」っていう「キャラクター台詞」を受けての意見なんですが

彼ら彼女らが憤っていたのは「現実人間ダンガンロンパ世界において、ですが)」にコロシアイさせる、

それを見世物にして感動やカタルシスを得ようとする「外の世界(首謀者の話を真に受けたら、の話ですが)」に対してのことです。

まさか彼ら彼女らがあらゆる登場人物が傷つき、挫折したり克服したりする虚構全てを批判してるなんて捉えるのはおかしいでしょ。


から彼ら彼女らの台詞」を聞いて「ハッとした」なんて思ってる内は、むしろ「外の世界」の人間に近い考え方なんですよ。だって虚構現実をごっちゃにしてるんだから

多少ベクトルが違うだけで、次元としては「ダンガンロンパV3過去作品けがした!」って憤ってる人と大して変わらない。

ダンガンロンパシリーズはもう続編は出す”べき”ではない。っていうのも同じ。

まあ個人的意見を言えばこれで有終の美を飾ってもいいくらいの作品だとは思ってるけど。


主人公の切実な「自分たち見世物にするな」という叫びは、虚構からこそ、ある意味安心して感動できる。

これがドキュメンタリーとかだったら感動してる場合じゃないでしょ。警察通報でしょ。


そう考えると「(ゲーム内の)視聴者」の喜ぶようなことは何もしない、選ばない、という態度を取っていながら、

最終的には首謀者が倒れて、彼ら彼女らが生還する。めでたしめでたし。っていう「現実の私達」が喜ぶような結末になっていることも皮肉になるのかな。


もしもこの主人公の"「コロシア視聴者」への糾弾"が、イコール"「現実の私達」への糾弾"なんだとしたら、

突然ゲーム強制終了してスタッフロールすら流れない。ってところまで徹底して然るべきだと思う。

まあ単純にそんなことやったら賛否両論どころの騒ぎじゃないっていうのもあるけど、

それをやらないのは、やはり、どこまでいってもフィクションから。そういうことだと思う。


でもフィクションからいいんだよ、「フィクションの中で『それフィクションだよ』とか冷水かけるようなこと言っちゃう」のもフィクション自由さを現してるんだ。

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