2019-02-02

東京に来て驚いたこと、それはスクランブル交差点

俺が東京に出てきて、まず驚いたのはスクランブル交差点だ。

一度も上京したことがない御仁に、スクランブル交差点とは何かを説明しよう。

十字路に横断歩道が四つあるとすると、通常ならば、対角線上の歩道に移動するためには、二回、信号機を待って横断歩道を移動しなければならない。

ところが、スクランブル降参点では、すべての横断歩道信号機が青になり、歩行者には一気に斜めに対角線上の移動を行うことができる。  

歩行者革命的な自由度を与えるシステム、それこそがスクランブル交差点なのだ

俺は感動した。

俺が大学受験の時に勉強した世界史ではこんなフレーズがよく出題される。

都市空気自由にする」

世界史受験に疎い、日本史選択者と理系の御仁に「都市空気自由にする」とは、何かを説明しよう。

中世ヨーロッパの封建システムのなか自由独立した商業都市が出現した。

そうした都市にさえ脱出すれば田舎荘園領主支配された奴隷的な地位にいる農民でも、自ら職業を選び金を稼ぎ財産をもち蓄財に励むことができたのだ。

都市空気自由にする」

東京スクランブル交差点出会ったとき、多少の曲解と異同はあれど、

都市自由さとはこのことか、と私は膝を打ったのである

スクランブル交差点自由度に魅了された私は、その後、スクランブル交差点でわざと最短距離で対角線移動せず、ゆらゆらと蛇行したり、思い切って、周りの歩行者に怪しまれぬ程度に交差点の中を四方八方に動き回ってオリジナル魔方陣を描き、さまざまな魔法怪物たちの召還空想をおおいに楽しんだ。

スクランブル交差点は、まさに東京という都市がもたらした偉大な到達点なのだ

それは人類に捧げられた自由象徴であり、大いなる灰色キャンバスである

さあ、都市の恵沢を受けし人々よ。

スクランブル交差点謳歌しよう。

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