私は、現在早慶のどっちかの法学部に在籍している大学生で、先日ASDの診断を受けた。
昔から人付き合いが失敗しやすい傾向にはあったが、それでも大学のサークルでは新しい友人を得ることができた。
その意味で、おそらく私は大学に発達障害としては非常に適応できているのだろう。
しかし、残念ながらモラトリアムは終わってしまうし、私は高等遊民になれない(なりたい)。
この世における最大の罰である労働に従事せざるを得ない状況にあることは誠に残念である。本当に残念。
じゃあ発達障害者の就職がどうかといえば、まあお先真っ暗の一言だ。
発達障害者としての就労は屈辱の作業所、低賃金、愛と罵声の飛び交う職場…とまさに絶望。
人格を破壊して、時間感覚を麻痺させ、プライドをへし折るには十分すぎる程度の劣悪な労働だ。
では一般枠で就職して上手く行った!バンザイ!となればいいが、問題は失敗した場合になる。
失敗してキャリアが途切れるのは恐ろしい。二次障害としてうつ病やなんやを発症したならもっと恐ろしい。
できれば一般枠で就職して、上手くやりたいが、上手く行った人の情報はあまり出されない。
支援団体などによる発達障害には才能があるんです!のような、「天使ちゃん」のようなノリで、発酵熟成脳で書かれた本は現実に適用できるわけもなく、N=1を声高に主張されても困る。
かろうじて参考になりそうなのは、精神医学他のアカデミズムの気配を感じる、大学等の支援者向けの本だろうか。あんまり役立たなかったけど。
参考文献を順に見ていけば、発達障害のコミックエッセイを読むよりはマシな気はする。
だらだらっと思ったことを書いたけど、
・一般就職で就職して上手くやるための情報、上手く行った人の情報が非常に少ない状況で、健常者とトライアンドエラーを自分でやるのは流石に無理。評価に響く。だから先人さん(エリートに限る)情報ぎぶみー
・無理に頑張りすぎてうつ病になったら自分のキャリアは死んだも同然になるから、完全に無理なら早めに適応できそうなとこ行くから教えて。妥協した就職先>障害者枠だろうし。
生まれることにも、発達障害になることにも合意した記憶がないのに、色々就職や将来の道に制限かかるのって本当にありえないと思う。よくない。
いろいろぐちゃぐちゃ考えるタイプの「発達障害」というのは、 「考えすぎて頭を使いすぎるが、そこから疲労がない状態に戻れないやつ」だと思ってる。 頭がつかれるとミス多くなる...