増田はいつもヤングジャンプの公式アプリ『ヤンジャン!』でゴールデンカムイを読んでいる。
なんといっても、一話ごとに購入できるのが魅力。わざわざヤンジャンをコンビニまで買いに行く手間も、読み終わった雑誌の処理に困ることもないなんて、画期的なアプリだ。看板作品の他にも、新連載はキャンペーンなどもあり無料で読めるのもありがたい。
さて、そんなヤンジャン!に今週の本誌分が更新されていたので、前回の続きを頭に浮かべつつゴールデンカムイを購入するためにアプリ内課金をしようとしたら、Apple payがピコーンした後にカードエラーが出て弾かれてしまった。
あれ?電波悪かったのかな?それともiTunesの規約でも変わったのかな?と不思議に思いつつ、とりあえずiTunesのカード情報入力画面を開き、特に問題がないことを確認してもう一度購入画面へ。Apple payがピコーンを見届け、早く早く!とぐるぐると回るインジケータを見ていたら、またカードエラーが出てしまいました。え!?なんで!?
それから何度かカード情報を正しく入力し直しても、このカードは利用できないといった文が出てくるのでパニックになる増田。
あとはゴールデンカムイを読んでコタツを消して寝るだけだったはずなのに、なんでゴールデンカムイが読めないの!?なんで!?
限度額オーバーや支払い遅延はしたことないし、カードの利用停止なんてはじめてだし、原因が全くわからない・・。
とりあえず明日のお昼休みにカード会社に電話してみるか・・。とゴールデンカムイの最新話が読めなかった悲しみからふてくされて眠りについた。
詳しく伝えた方がオペレーターの方も対応しやすいかなと思って、「普段から利用しているスマートフォンのアプリでアプリ内課金をしようとしたら、エラーが出てしまいカードが利用できないと表示されました。心当たりがなかったのですが、念のためMUFJのWebサービスで利用履歴や限度額などを確認してみたのですが、やはり問題がなさそうだったので、なぜカードが利用できないのかお調べしていただきたいです。」と伝えた。
オペレーターの方が「お調べいたしますので、少々お待ちください」といって保留音に切り替わる。すごいゴージャスな保留音を聞きながら今週のゴールデンカムイのことを考えていたら、オペレーターの方が戻ってきた。少し慌てた様子で「システム担当に電話を繋ぎますっ」というと同時に、また電話が保留に。
システム担当?なんでだろう??と少し不安に思いつつも待つこと数十秒、優しそうな男性の声で「・・・あ、増田さんですか?すみません、システム担当のAです~」と低姿勢すぎる自己紹介があり、なぜカードが利用停止になったのか、わかりやすく説明してくれた。
Aさんによると、はじめてiTunesにカード情報を登録する際に、このカードが存在している・有効的なカードか確かめるために1円を請求して、すぐに戻すというやり取りが発生するらしい。
https://vandle.jp/hello/1yen-authorization/
登録が済めば、あとはアプリで決済すれば直接カード会社に請求が飛んでくる仕組み。なのだが、どういうわけか今回の利用では通常利用なのに前途した1円のやり取りが発生。フィッシング詐欺などにあった方の多くが、この1円のやり取りが変なタイミングで発生するそうで、システムが「不正利用かもしれないよ!」と危険を察知しカードを利用停止にしたという説明だった。
感情が抑えきれず、「え!!じゃあ不正利用だと思って未然に防いでくれたんですか!?すごい!!」と思わず職場の廊下で叫ぶ増田。
「あっ、そういうことになる・・なります・・そう言ってもらえると、仕事してる甲斐があるというか・・安心します・・ご迷惑をおかけしてしまってすみません・・」とどうしたらいいのかわからない様子で照れながら謝罪。謝ることなんてなくない!?
不正利用ではないことが確認できたので、利用停止を解除してもらい一件落着。なんだか無性に嬉しくなってしまったので、最後に「今後も安心してMUFJカードを利用していこうと思います!ありがとうございます!」と挨拶をしたら、「こちらこそありがとうございます!安心して、ガンガン課金してください!」といわれ、必死になってソシャゲしてる人と思われたかな・・とちょっと恥ずかしくなりつつ、元気よく返事をして電話を切った。
仕組みがわかると不安なことはひとつもなかったし、しっかりと管理しているから不正利用をされそうになっても事前に守ってもらえたりすることもあるんだなと、Aさんや管理しているシステムを作ってくれた方に感謝した。
あ~~~!早く帰ってゴールデンカムイを読みたい!!待っててねアシリパさん!!!
Aさん、本当にありがとうございました!!