女のクソ長文だと言われるタイプの文章なので、読むならそのつもりで。
仲良くしている同じオタクで腐女子の友人がいる。彼女は絵師、私は字書き(端くれだけど)。数年前、あるジャンルを通じて知り合った。
彼女がそのジャンルで出した本をイベントに買いに行った帰り、勇気を出してツイッターをフォローしたら、気づいた彼女がリフォローしてリプをくれたのがきっかけで交流が始まった。私が当時ピクシブに置いていた小説を彼女もブクマしてくれていたのだ。
相互フォローになって数ヶ月後、同じイベントに出る機会があって、その前乗りで初めてオフで顔を合わせた。以来、年3~5回くらいのペースで遊んでいる。
同じカプを推してるのに、せっかく会っても何故か違う話ばかりしてしまうのが不思議で、でもカプに限らず色んな話や体験を共有できる彼女とのそんな時間が私は大好きだ。
最早オタク友達というより普通に友達という感じなのだが、実は少し前から、私は彼女のことを好きなんじゃないかと思っている。
オフで会ったのが5回か6回を数えるくらいになった頃から、会っていない時でも、ふと彼女のことを考えることが多くなった。
最近タイムラインで見かけないけど元気にしてるかなーとか、次会った時にはこんな話をしたいなとか。
遊ぶ時も、他の友達の時はもっと仲間がいたら楽しいと思うのに、彼女の時はできればふたりだけの方がいいなーなんて思ったりする。
あと、そういう夢を見た。我ながらあまりにベタで起きた時にびっくりした。
彼女への気持ちに気づいて、私がそれに焦っていないのには、元々の私のセクシャリティのことがある。
彼女を含め誰にも言ったことはないが、私は恐らくバイだ(異性も好きになったことがあるからビアンではない)。
以前にも同性の人が好きだったことがあって、何なら腐女子になったのも、その悩みを解く糸口を探していた時に、百合小説のサイトに行きついたことがきっかけだったりする。百合だけでは飽き足らずにBLに手を出して腐女子になった。
いつの間に好きになっていたのか、時々思い返してみたりするけどよくわからない。そのくらい、気づいたら好きだったなと思う。
自分が小説を書く時にはやれきっかけだの何だの偉そうに書いてるくせに情けない体たらくだ。
彼女のどういうところが好きなのかもよくわからない。というか現状知る限りで嫌いなところなんてない。
もうちょっと健康に気をつけて欲しいとか、特にイベント前に徹夜で原稿するのは身体を壊しそうだからやめて欲しいとか、欠点や弱点はいくつか挙げられるけど、嫌いにはなったりしない。
お日様に当たると心がほこほこするとか。お月様を見て綺麗だなと思うとか。そんな割と当たり前な感じで、彼女のことが好きだ。
タイムラインで彼女が何気ない日常の呟きを零してるのを見ると、そうして彼女が今日を生きているだけでその日がいい一日なような気がする。
正直、一度ならず二度や三度くらいは、そのことを彼女に言ってしまいたいと思ったことがある。
別に付き合いたいとか思わない、ただ知って欲しい。伝えたい。貴方といる時間が私は一番幸せだと思ってるよ、会えない時でも貴方も頑張ってるんだと思うとそれだけで私も頑張ろうと思えるんだよありがとう、ということを。
でも、多分ずっと、私はそれを言わないままでいると思う。
言ってもきっと、彼女は偏見をもって私を拒絶したりはしないだろうという予感はある。彼女が腐女子だからというのは、BLは所詮ファンタジーなので関係ないとして、その上で、実際のLGBTに関する話題に対して、彼女が肯定的な意見を述べているのを目にしたことがあるからだ。性別に関係なく、誰かが誰かを特別に大事に思う気持ちはそれだけで尊い、と。
ただ、だからといってそれと彼女が私をどう思うかは全くの別問題だ。
それに、仮に彼女が私の気持ちを受け入れてくれたとしても、それで彼女に幸せでいてもらえる確証がない。
私と彼女がそういう仲になったとして、家族や友人はどう思うだろう。多分白い目を向けられる。最悪失う。私は彼女から、彼女の大事な家族や友人を取り上げてまで、自分の想いを突き通そうとは思わない。
だから私は、何があっても絶対に彼女にこのことを打ち明けないと決めている。墓まで持ってく。
って、決めてるんならそれでいいじゃんって話なのだが、それですんなり口を噤めるようならそもそもそこまでの想いじゃない。
気持ち悪いと自分でも思うけど、彼女を新幹線の駅まで見送った帰り、その日めいっぱい我慢した気持ちのやり場がなくて、電車の中でぼろぼろ泣いたこともある(他に乗客がほとんどいなくてよかった)。
彼女も彼女で悪い。そういう人だから、時々言うのだ。本当に気安く「大好き!」「結婚しよ!」と。
女オタクにはよくあるノリだと思う(よくあるよね?)。私以外の友達にも言っているのも知っている。
冗談なら言わないで欲しいだなんて言わない、冗談でも言われないよりは言われる方がそりゃうれしいに決まってる、言って欲しい。
ただ、そこに彼女と私との間にある越えられない温度差を感じた時、やっぱりちょっと、切ないなと思うのだ。
私はその言葉を真に受けないために必死なのに、すっごく簡単に、言うんだなぁ。そりゃ言うか。普通、仲良くしてる女友達が自分のこと好きだとは思わないもんな。
彼女は私のことを結婚してもいいくらいの友達だと思ってくれている。その気持ちと全然違う想いを隠して、私は彼女に会っている訳だ。ある意味裏切りだよなぁ、と。
そう思う度に、また決意を固めることにしている。やっぱり墓まで持って行こうと。嘘も死ぬまでつき通せば本当になるだろうから。
何かの拍子に彼女にいらないことを言ってしまいそうな自分が怖い。匿名で吐き出して誰かに笑ったり貶してもらったりすれば少しは抑えが効くかと思って、だからここに来た。
おかげで少し落ち着いたかな。
こんな私的で一方的な話を読まされた方はたまったもんじゃないと思うし、正直「で?」って思ってる人ばっかりだと思う。
だから、まぁ、何かの糧にしてもらうんなら、
友達に気安く好き~とか言っちゃったりする腐女子の皆さん、こういう理由で腐女子やってる人間も中にはいるから、あんま気安く好きとか言わない方がいいかもよとか。
あと、もし、もし万が一、この彼女って自分のことかも知れないと思ったあなた。
お願いなので、何も見なかったことにして、次会った時も、気づいてないふりをしてください。
私は貴方との今の関係を変えようなんて少しも思ってないです。たまにしんどくなったりはするけど、貴方と友達でいられなくなるより何億倍もずっといい。
無理そうなら、私から遊びに誘うことはもうほぼないので、フェードアウトしてください。
あと、ありがとうございます。いつも。全部。直接は一生かかっても言えることはないので、ここで。
めっちゃ長くなったな~。
こうやって現実を書き出してみると、やっぱBLや百合の世界の彼や彼女はすごいな~と思う。
すごいよね。告白しようとか天地が180度ひっくり返ったって思う気がしないもん。小説は事実より奇なりだね。
これが本当の話か、それともこれも小説かは、読んだ人次第ってことで。
真実は私のみぞ知る。
うんち
今日もブクマカはセクマイ贔屓
一瞬彼女が私のことかと思ってん!?ってなったが、そもそも私は絵師じゃないし、向こうも字書きではなかった。 でも大分環境が似ていてビックリ。 私もよくオタク友達に「婚期逃...