「いつまで」と読む。
太平記に書かれた怪鳥で、紫宸殿の屋根の上で「いつまでも、いつまでも」と鳴いていた。
射落としてみると、頭は人間のよう、体は蛇のようで、翼長は5mもあったという。
それを江戸時代の絵師・鳥山石燕が「以津真天」と名付けて描いたことで広まった。
疫病が流行したときに出現したと書かれているため、疫病で死んだ人間が鳥に変じて「いつまで私の死体を放っておくのか」と鳴いていたのだ、と説明されることもある。
Permalink | 記事への反応(0) | 14:10
ツイートシェア