2019-01-12

声優が好き

私はとある女性声優Aさんの大ファンだ。

出演イベントは全部参加、メインパーソナリティを務める番組に毎週かかさずメールを送り、出演するアニメはどんなものだろうと視聴し、ソーシャルゲームアプリに参加すれば、担当キャラクターが出るまでプレイする。

彼女の事を考えるだけで心が満たされ、応援する事で生きている意味を見いだせた気がした。

しかし、日に日に大きくなっていく「好き」という感情は、様々な形に姿を変えていく。

認知されたい。

自分の事を知ってほしい。

見てほしい。

そうなってくると歯止めはきかず

攻撃的、セクハラまがいの文章投稿したり、お渡し会で遠回しに下ネタを振ってみたり…

何も下心が全てという訳では無いが、誰よりも目立っていたかった。

ただ彼女に「好き」を伝えたかった。

表現する方法を知らなかっただけだ。

それでも、彼女笑顔でいてくれた。

自分に向けられる笑顔には堪えがたい喜びを感じるし、この笑顔自分だけに向けてほしいとさえ思う。

からこそ、もうやめようと思った。

私が彼女に甘えていることに気づいたのだ。

声優ママではない。姉でもない。親戚でもなければ知り合いでもなく、恋人でも友人でもない。

もっと自分表現できる相手を探すべきだと、見当違いの相手に甘えている自分罵倒し続ける毎日

そんな中、彼女が登壇するトークイベントがあった。その日でもう終しまいにしようと、固く決意して望んだ。

一応、最後だと思ってお便りも送っておいた。

楽しいイベントのはずがどことなく寂しさも感じる中、お便りコーナーで自分の送ったメール採用される。

しかも、複数人登壇しているイベントなのに、運良くAさんが読み上げてくれた。

内容はAさんに対する思いを、架空人物に置き換えて綴ったもの

とびきりの笑顔で答えてくれたあの時を今も忘れない。

「好きなのは悪い事じゃない」と言ってくれたあの日は、絶対に忘れられない。

この人を応援していてよかったな、と思った。

結局、オタクを辞めることはできなかった。

彼女があまりにも眩しくて、自分の中でその光が消えることはなかった。今後もないだろう

その後、歪んだ形で「好き」を表現するのは辞めた。

真っ直ぐに、その時の気持ちを伝えると晴れやかな気分になる。

「あの役がよかった」「あの曲がよかった」

そう伝えると「ありがとう」と返してくれる。

当たり前の事かもしれないが、少なくとも私にとっては貴重で最上幸福体験だ。

その言葉が愛おしい。

いつだって笑顔が本当に素敵で、

どんな時も笑顔でいてくれるのが嬉しい。ただそれだけでいい。

からこそ、その笑顔がほしくなるんだよ。

自分にだけ向けてほしい。

二人きりになりたい。

ほかの誰とも話さないでほしい。

自分を好きになって欲しい。

異常かもしれない。けど、人を好きになるというのはこういう事なのかもしれない。

正直わからない。

今までこんな気持ちは感じたことがなかったから。

人を好きになるという事の正解がわからない。

これが間違っているのかもと思うと、怖い。

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