2019-01-08

フェミニズム運動であり思想

女子学生が抱いた“ある嫌悪感から考える「女子フェミ嫌い」問題

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/59206

フェミニズムは運動であるところにこそ存在意義があると思っている

しかし、それが運動であり「お気持ち」を捨て去れないのならば、フェミニズムは思想の域を出ないものであり、学問としてもやや怪しいものになってしまうというのは当然の帰結だろう

このような意味で件の学生意見は真っ当なものに思える

一方で、フェミニズムに学問位置づけを与えるというのは運動一種なのかもしれないし、現代社会には必要なことかもしれない

そこを否定するには現代社会女性にとってあまりにも悲惨すぎる

ただし、フェミニズム以前に、学問として筋を通すべきことがあるのも確かである

少なくとも「主観的経験エピソード」を受け入れるということについては、それが運動の一貫であるということは了解しておかねばならないのではないか

記事最後でなされている「あなたは、あらかじめ排除すべき女性(の経験)が決まっているフェミニズムを、正しいフェミニズムのあり方だと考えますか」という氏の問いかけは、フェミニズムがあくま思想であることを暗に認めているようにも見えるけども

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