先日、ある会食の場に「電通」のOBの人がいて、「自殺したのは本人の問題だ」としきりに主張しておられた。
「心が弱い」のだそうです。
かの自殺事件があったときには、もう退職されてた方なので、あくまで「個人」の主張だが。
「マス」の枠売りするだけで2~3割のマージンを得られるのが当たり前の商売だったのに、手離れが悪く人手がかかる「デジタル」が台頭し、顧客ニーズの増える中、その低収益なデジタル部門の人員増をしぶって、現場が激無化したのが原因ということだが。
そのOBのおじいちゃんは、そんなことをリサーチもしないだろうし、してもデジタルのデの字も理解できないだろう。カッポレやってれば仕事になる時代のまま思考が停止している。
自殺された方の、ご本人の心が弱かったかどうかなどは分かりようもないけれど、少なくとも背景を調べもしないで本人のせいと決めてかかるその熟慮しない姿勢だったり、「俺らの時代は・・・」という老害的な考えが人を殺したんじゃなかろうか。
心が強いって、ようは鈍感ってことだからな~ 鈍感には繊細な人の心はわからない
針で刺したぐらいでは痛覚が伝わらない人間は、ストレス耐性に強いように思えるが、痛覚が危険信号だというときそれに気付かない