2018-12-21

[]コンピューターで発生する技術面の問題

1999年問題

1900年を1年目と内的処理していた場合、年数が2桁から3桁になる。また、年号を下2桁だけで処理していたシステムの一部で年のエントリで99をエラーコード例外値として扱っている物があったとされ、そのようなシステムでは1999年になった途端に正当な1999年エラーとを識別できず不具合をおこすことが懸念された。又、9が5つ並ぶ1999年9月9日エラーが発生することも懸念された。

1999年8月21日問題

GPSは内部処理で週数を10ビット管理しており、起点である1980年1月6日から1024週後にあふれて0に戻る。

2000年問題(Y2K)

年数を下2桁だけで処理していたシステムや、2000年平年(閏年ではない)と誤解したシステム問題が起こる。

2001年9月9日問題

1970年1月1日0時からの秒数が十進法で9桁から10桁になる。経過秒数を文字列表現に直してソートしたことで、「1,000,000,000 < 999,999,999」と判断してしまい、項目の新旧が正しく処理されない問題が実際に幾つかのシステムで発生した。

2008年問題

2000年以降も年数を下2桁だけで処理していたシステムで、かつ年を文字列で格納していた場合に、先頭が0の場合には八進数として扱われる処理系があり、その場合2008年の時点で年の処理が不正となる場合がある。ごく一部のperl作成されたネットゲーム誤作動が発生した事例がある。

2010年問題

潜在的バグが発覚した。シチズン電波時計ソニーゲーム機プレイステーション3」(閏年処理)、オーストラリアクイーンズランド銀行でのシステム動作ドイツジェムアルト社のICカード使用不能など。シチズンのケースでは、年の内部表現西暦下2桁のBCDを使っていた。

2019年4月7日問題

GPSは内部処理で週数を10ビット管理しており、起点である1980年1月6日から2048週後にあふれて0に戻る。(10ビットでは2回目)

2030年問題

1930年 - 2029年を下2桁で表現しているシステム問題が起こる。同様のもの2050年問題や2070年問題などがある。

2036年問題

1900年1月1日0時からの秒数が32ビットからあふれ、NTP問題が起こる。

2038年問題

Unixなど。1970年1月1日0時(Unix epoch)からの秒数が31ビットからあふれ、32ビット符号付きで処理しているシステム問題が起こる。

2038年11月21日問題

GPSは内部処理で週数を10ビット管理しており、起点である1980年1月6日から3072週後にあふれて0に戻る。(10ビットでは3回目)

2040年問題

HFSのタイムスタンプ2040年2月6日までしか取り扱えない。

2042年問題

System zのSTCK命令で取得する64ビットTODクロック2042年9月17日中にオーバーフローする。

2048年問題

2038年問題1980年起点版。FATファイルシステムタイムスタンプなどが1980年起点である

2050年問題

1950年 - 2049年を下2桁で表現しているシステム問題が起こる。同様のもの2030年問題や2070年問題などがある。

2053年問題

2038年問題1985年起点版。TRONなど。

2070年問題

1970年 - 2069年を下2桁で表現しているシステム問題が起こる。同様のもの2030年問題2050年問題などがある。

2079年問題

FATファイルシステムタイムスタンプの起点の1980年1月1日を基点として、年数を下2桁だけで処理するソフトウェアなどは、その起点の99年後(2079年12月31日)までしか正常動作しない。

2100年問題

2000年以降に作られた年数を2桁で表すシステムや、2100年を閏年と誤解したシステム問題が起こる。

2108年問題

FATファイルシステムタイムスタンプは2107年12月31日までしか取り扱えない。

2137年問題

更新されたGPSは内部処理で週数を13ビット管理しており、この頃にあふれて0に戻る(正確な日時は未定)。

2286年問題-2286年11月20日17時46分40秒に起こる。原因は、2001年問題と同じ。

3000年問題

Visual C++において、3000年1月1日以降の日付処理に不具合が生じる。

10000年問題

西暦が5桁になる西暦10000年1月1日に起こる。

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