ぼくたちは、恋していく。
中学生ぶりに最終兵器彼女を呼読んだ。中学生の時にはまどろっこしいくらい甘い、
ファンタジーな恋愛ストーリーとしてしか感じなかったふたりの関係性が、
こんな気持ち、本当にあるんだと身近に感じることになるとは思いもしなかった。
見た目とか、自分を肯定してくれるからとか、理由はあるようでわからない。
ただ2人ともすでにかなりいい歳なのに、
会うと大学生とか、高校生みたいにめちゃくちゃセックスしている。
セックスしているときは、本当に、世界に相手と自分しかいないような気持ちになって、
もしかしてこんな恋愛、みんな中高のときに済んでいるんだろうか?
だとしたら、なんてうらやましいんだろう。
わたしらしくない、そんな夢さえ考えている。
甘美な・すばらしい・夢のような・恍惚とした・力がみなぎるような・
指がふれるとぴりぴりする。キスをされるとなにも考えれなくなる。
にっこりと笑う顔がいとおしい。散歩にさそうと喜んで来てくれる。
外でごはんをたべてすこし酔って、暗い部屋にもどるとまた体にいっぱいキスをして、
彼の体を自由にしだす私を向こうは怒らない。ただ、きもちいい、と言ってくれる。
ほっぺやおでこにもたくさんのキスをされて、それはわたしがすごく大好きな人にする表現とおなじ、と思う。
ずっとされたかったんだ。自分がひとにするように、わたしもずっとこうやって愛されたかった。
そうか、誰と付合っていても、私はずっと寂しかったのか。
多かれ少なかれ生きていく寂しさを感じていて、
それを誰かと一時的にでも分かち合えたと感じたんだろうか?
だとしたらやはりうらやましい話だ。
読んでないけどカジヒデキ感を感じた
脳内で鳴りまくりです