WeChatはLINEのようなメッセージングアプリだがそれだけではない。
着目したいのは、プライベートな日記機能だけではく、パブリックな情報伝達の手段として広く使われていることだ。
例えば先日のドルガバ騒動も、WeChatで爆発的に広まり炎上した。
でも中国の事情に詳しい日本人がTwitterで話題にするまで我々はその事を知らなかった。
それはなぜか?WeChatを持ってないとそれらを閲覧できないからだ。
そう、WeChatは一種のダークウェブだ。中国はダークウェブが情報発信の主要な手段になっている国なのだ。
それら情報にはURLなんて無いからWeChat外にその情報を気軽にシェアすることは出来ない。
しかもWeChatなんて中国人くらいしか使ってないんだから、そこはもう中国人パラダイス。
金盾なんて使わなくても中国人は勝手に外部から遮断されてくれる。
なぜなら政府は外国人の主張かき乱される事なく国内の生産性を最大化できるからだ。
国民もそれを承知だ。国が増幅したいプロパガンダは国の将来のためになると刷り込まれている。
WeChatをなんとかした方が良いというのはあくまで我々外国人からの視点だ。
彼らのコミュニケーションを表の世界に出し、翻訳ソフトを使ってでも相互にコミュニケーションを図らないと、彼らはダークウェブで危険な思想を増幅するだろう。