「『自分は男(女)だ』というアイデンティティは後天的に環境によって決まるし教育によって変えられる」というジェンダー観の方々にとってトランスジェンダーは相当に都合の悪い存在なのでは?
女(男)の体で生まれた彼/彼女らはそれこそ生まれた時から周囲の環境(他人)から全力で「お前は女(男)だ」と「教育」され続けているにも関わらず、「自分は男(女)だ」という性自認を手放さないのだから。
「性自認は後天性」論者はそれでも諦めずにトランスジェンダーに対して「性別適合手術は必要無い。そもそも男/女などという自認こそ社会が構築した幻想に過ぎんのだ」と頑張ってカウンセリングを続けて欲しい。
日本のネットではそこまで過激なジェンダー論者はほとんど見かけないから藁人形論法もいいところなんだけどね。
「ブレンダと呼ばれた少年」という悲劇的な反例もネットで広く知られるようになったし。
同性婚はいつまでも認めないのに性別変更の法律はあっさり成立したあたりに日本人のマジョリティのジェンダー観がよく現れている。