2018-11-26

和暦デメリット多いけどメリットが無いわけではない

不便だ非効率だとばかり言うお前らのその自己中心的な主張、俺は全面的に支持する

いやどう考えても現代じゃ実用性において西暦の方が便利だマジで

ただ西暦よりも和暦が便利な部分もあって、特に時代区切りに関しては西暦よりも便利であることは明白だったりする

西暦をメインで使っている文化圏場合時代認識というのは10年、50年、100年で考えることが通例

友人のアメリカ人日本和暦存在価値理解出来ないと言うし俺もそれには同意しかないわけだが、アメリカ人和暦がなぜ存在するのか?という疑問へはいつもこう答える

アメリカはなぜ地域ブロック管理してるのに道路名前管理してるんだ?交差点基準ブロック管理したほうが効率的だろ」

そういうとたいてい返ってくる言葉はこうだ

建物を聞かれてもストリート名を教えればストリートのどこかに必ずある」

そう返してくるアメリカ人はその瞬間に気付いてくれる

「なるほど日本の歴史の物事和暦区切りのどこかにあるのか」

「まぁ俺も西暦の方が便利だと思ってるけどね」

日本日記・帳簿文化だと言われている

貴族から僧侶市井の民までもが記録をするのが好きで、それが同時多発的に起きていたため社会空気感や天候、天変地異などの情報が非常に確度高くわかると

特に檀家制度の始まった江戸時代以降は当時の世界水準として驚くほど正確で、都市部だけでなく小さな村落の出来事人口まで把握仕切っているのは驚嘆に値することらしい

国会図書館デジタルコレクションの各国(地方の意)の暦(記録の意)を読んでると、よく過去を振り返り、例えば「天明では〜」などと過去時代を参考にしたり反省したり貶めたり誇ったりしている

和暦はこういった記録好きの国民性に上手く合致しているのではないかと思う

当然ながら中央の治世的な思惑もあるのだろうけど、そんな上から抑えつける強制だけだったらどう考えても商人を中心とした民草の日記帳・帳簿は別の紀年法へ移行しているはずなので、何だかんだで気に入っていたんだろうなと思わなくはない

とまぁそんなわけでお前らもあんまり和暦を叩かないでさ、固定した連続カウント紀年法が良いと訴えて、いつか皇紀正式化しようぜ!

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