小中と公立に通っていて、親も教育熱心な方ではありませんでした。
小学校の頃に周囲の子が塾や何かに通って勉強をしているのを「たいへんだなー」と見ていた記憶があります。正直、そういう勉強熱心な子たちの大抵よりも勉強ができましたから、見下していた面もあったと思います。
受験なんて考えたこともなかったし、勉強は宿題を嫌々やったりやらなかったりしていました。
自分ではそれなりに受験勉強をしたと思っていたのですが、クラスの9割以上が塾へ通っている中ゆるゆると自宅でネトゲの合間にワークを解いていたので実際あまり勉強をしていなかったのかもしれません。
かといって学力に余裕があったかというとそうでもなく、中学生活で落ちきった成績で一発合格できたのは奇跡だったと思います。
地元は田舎で、特に偏差値の高い私立数校と特に偏差値(と民度)の低い公立数校を除いては公立の方が『良い』とされています。志望校は学力的に中の中で、特別賢いところではありませんが、それでも比較的評判の良い学校でしたので合格した時にはそれなりに誉められました。
ちなみに私立の滑り止めも受験していましたが、そちらも合格していました。滑り止めは本当に偏差値の低い学校だったので当然ではありますが。
大学受験もあっという間に終わりました。
早い時期から志望校は決まっていて、その大学に一般入試ではない形式で合格したので、受験生らしい期間がほとんどありませんでした。
思えばこれまでの20年弱の人生で、勉強を強要されたことがありません。塾へ行ったこともありません。
私の親も、塾へ行ったり特別勉強を頑張った経験をせずに大学まで進学した人でした。
そんな親の子だから、こうやってゆるゆると生きてきてしまっているのかもしれません。
もし、将来自分に配偶者ができて子供を育てたとして。彼ないし彼女が医者になりたがったり弁護士になりたがったりしたら。
私は適切な教育を受けさせられる自信がありません。どんな塾へ通わせたら良いか、どうやって受験を乗りきったら良いか、なにもアドバイスできない自分に気づきました。