2回デートはしたものの、お付き合いするには至らずに終わってしまった。
双方とも国立四大卒、そこそこ安定した会社勤務、見た目もそれほど悪くはない(?)、と一見するととても釣り合っているようだった。
詳細は省くが、うまくいかなかった決定的な要素は、スペックでも見た目でも人間性でもなく、双方ともが「相手はいい女(男)だとは思うが、自分から積極的にアプローチするほどではない、相手が積極的ならば相応の対応を考える」と、なんとも上から目線な心構えでいたことだった。
40手前にもなると自分が備えるものも相手に求めるものも高くなり、このようにチャンスを逃してしまうことが増える…とはどこぞの婚活系のコラムに載っていそうなありきたりな話だけど、まさにそれに該当する経験を自らしてしまったというわけだ。