2018-11-10

増田プログラマー養成講座 その19 SQLデータ更新

前回は、Webアプリの骨組み(スケルトン)に、SQLデータの追加と取得をやりました。

今回は、SQLデータ更新をやりましょう。

 

メッセージ更新

 

編集ページにジャンプするリンク

前回作ったメッセージ一覧に、[編集]のリンクも入れておいた。

<td><a href="welcome/update/<?php echo $item['id']; ?>">編集</a></td>

という1行の部分。

[編集]をクリックすると、編集用ページにジャンプする。

ブラウザーHTMLソースを見ると、以下のようなHTMLになってるはず。

<td><a href="welcome/update/2">編集</a></td>

これは「メッセージID番号が2」を対象にして、編集ページにジャンプすることを意味する。

 

Controllerの改造

編集用ページのコントローラーを作ろう。

「http://localhost/waf/welcome/update/2」というURL編集ページにアクセスしたら、メッセージID番号の「2」を受け取れるようにしたい。

URL文字列を処理して「2」を取り出せるようにしよう。

 

// 更新画面

public function update($id = '')

{

 echo "ID=".$id;

 $this->load->view('chat_update');

}

 

CodeIgniterでは、URLから文字列を取り出す方法がいくつか用意されている。

  1. 「update($id = '')」のようにメソッド引数「$id」を用意すれば、「2」の部分を取り出せる。
  2. 引数を使う以外の方法も用意されていて、「$id = $this->uri->segment(3);」のように書けば、「2」の部分を取り出せる。

// 更新画面

public function update()

{

 $id = $this->uri->segment(3);

 echo "<hr> ID=".$id;

 $this->load->view('chat_update');

}

 

Controllerの改造の解説

CodeIgniterで、URL文字列から特定部分の文字列を取り出す方法を見ておこう。

 

例えば、「http://localhost/waf/welcome/update/aaa/bbb/ccc」というURLアクセスしたときCodeIgniterではURL中の「aaa」「bbb」「ccc」という部分は、以下のようにして取り出せる。

$seg1 = $this->uri->segment(1); // → 1番目のURL文字列:「welcome」=コントローラークラス

$seg2 = $this->uri->segment(2); // → 2番目のURL文字列:「update」=クラスの中のメソッド

$seg3 = $this->uri->segment(3); // → 3番目のURL文字列:「aaa」の部分

$seg4 = $this->uri->segment(4); // → 4番目のURL文字列:「bbb」の部分

$seg5 = $this->uri->segment(5); // → 5番目のURL文字列:「ccc」の部分

URLを「/」で区切って、base_url(http://localhost/waf/)の次から順番に、1番目のURL文字列、2番目のURL文字列、3番目のURL文字列、…とsegment()メソッドで順番を指定すれば取得できる。

 

Modelの改造

データベースでメッセージID指定して、メッセージを取り出す機能を用意しよう。

 

ファイルに以下のメソッドを追加する。

// Read by Id

public function read_message_by_id($id = 0)

{

 $sql = "SELECT * FROM talk WHERE id = ?";

 $param = array($id);

 $query = $this->db->query($sql, $param);

 return $query->row_array();

}

 

Modelの改造の解説

SQLの「WHERE」句で、絞り込む条件を指定できる。

 

SELECT * FROM talk WHERE id = ?

「WHERE id = 2」とすれば、メッセージID番号が2のメッセージデータが「talkテーブルから取り出せる。

もし該当するデータがなければ、返されるデータは空になる。(データが返ってこない。)

 

CodeIgniterの「row_array()」は、1件分のデータ配列の形にして返すメソッドだ。

 

Viewの改造

ファイルの内容を以下のように編集する。

<?php defined('BASEPATH') or exit('No direct script access allowed');?>

<!DOCTYPE html>

<html>

 <head>

  <meta charset="utf-8">

  <title>増田チャット</title>

  <base href="<?php echo base_url(); ?>">

 </head>

 <body>

  <h1>増田チャット</h1>

  <h2>編集</h2>

  <p>メッセージを変更して「更新する」ボタンを押してください。</p>

  <form action="welcome/update" method="post" accept-charset="utf-8">

   <label>メッセージ</label>

   <?php if (isset($talk)): ?>

   <input type="text" name="message" value="<?php echo $talk['message']; ?>">

   <input type="hidden" name="id" value="<?php echo $talk['id']; ?>">

   <input type="hidden" name="action" value="update">

   <?php else: ?>

   <p>※該当するメッセージがありません。</p>

   <?php endif;?>

   <button>更新する</button>

  </form>

  <p><a href="welcome/index">戻る</a></p>

 </body>

</html>

 

Viewの改造の解説

データベースから取り出した1件分のメッセージを表示する部分を追加した。

<input type="text" name="message" value="<?php echo $talk['message']; ?>">

の「<?php echo $talk['message']; ?>」という部分だ。

これで変更したいメッセージの本文を表示できる。

 

あと、編集したメッセージWebサーバーに送信できるように、Formタグ送信ボタン(「更新する」の部分)も追加した。

このときメッセージID番号も送信できるように、

<input type="hidden" name="id" value="<?php echo $talk['id']; ?>">

という1行も仕込んである

 

Controllerの改造

ファイルの内容を以下のように編集する。

// 更新画面

public function update($id = '')

{

 $id = $id ? $id : $this->input->post('id'); // id -> segment or post

 $action = $this->input->post('action');

 if ($action == 'update') {

  $message = $this->input->post('message');

  $this->chat_model->update_message($id, $message);

 }

 $data['talk'] = $this->chat_model->read_message_by_id($id);

 $this->load->view('chat_update', $data);

}

 

Controllerの改造の解説

メッセージID番号を指定して、データベースから取り出し、Viewに渡すデータを用意している。

$data['talk'] = $this->chat_model->read_message_by_id($id);

 

ユーザーメッセージ編集をしてWebサーバーに送信したら、データ更新する指示を出す部分も追加した。

$action = $this->input->post('action');

if ($action == 'update') {

 $message = $this->input->post('message');

 $this->chat_model->update_message($id, $message);

}

モデルにupdate_message()メソッドを用意して、$idと$messageを渡せば、該当データ更新するようにしたい。

次は、モデルでupdate_message()メソッドを用意しよう。

 

Modelの改造

ファイルの内容を以下のように編集する。

// Update

public function update_message($id = 0, $message = '')

{

 $sql = "UPDATE talk SET message = ? WHERE id = ?";

 $param = array($message, $id);

 $this->db->query($sql, $param);

 return $this->db->affected_rows();

}

 

Modelの改造の解説

SQLの「UPDATE」を使えば、指定したレコード(1件分のデータ)を更新できる。

「UPDATE talk SET message = ? WHERE id = ?」で、talkテーブルmessageid指定して更新している。

 

CodeIgniterの「affected_rows()」メソッドは、更新した行数を返す。=成功なら1行、失敗なら0行となる。

 

補足

コントローラーの「$id = $id ? $id : $this->input->post('id');」という行は、$idの受け取り方が2パターンあるので、それに対応している。

編集ページの表示で、1回目の表示と、2回目以降の表示で、$idの受け渡し方が変わっている。

  • 1回目:URLに埋め込まれID番号をupdate($id = '')の引数$idで受け取っている。($this->uri->segment(3)で受け取るのと同じ)
  • 2回目以降:Formタグで送られてきた$idを$this->input->post('id')で受け取っている。

URLに埋め込む方法上記の1回目のような方法)は、ユーザー勝手に値をいじれるので、基本的には使わない方が良い。

 

まとめ

以上で、SQLの「UPDATE」を使った、データ更新ができた。

長々と説明したが、今回の大事な点は、SQLの「UPDATE」の使い方だ。

CodeIgniterの使い方や、Webサイトの作り方(FormタグなどのHTML知識)は、オマケ程度に見ておいて欲しい。

 

次回は、データを削除するSQLDELETE」の使い方を見てみよう。

 


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