変身前のプリキュアの白いショーツは性的だから怪しからんという意見を読んだ。
わざわざ覗いて、ショーツが白いの何のと大騒ぎをする男子中学生マインドには恐れ入るが、だからといって、このキャラクターにショーツの設定を決めるのは間違っていると思う。
変身後のプリキュアは、基本的にはアクションシーンで下着が見えることはない。
おおよそはスパッツやパニエで下着(というかショーツ)が見えない設定になっているし、下着が見えるようなアングルで描かれることもない。
では変身前はどうかというと、これも、スカートがめくれて下着が見えるようなシーンはない。
ずっこけようとすっ転ぼうと、下着が見えてしまう描かれ方はしない。
だが、玩具として着せ替えやフィギュアになったときに、「下着は着ていません」ということは有り得ない。
そこで、デフォルトとして「白、あるいはキャラクターイメージカラーの単色の下着」を取り敢えず着せておく。
500円くらいで売っているグンゼの白いショーツだと考えるのが一番イメージしやすいだろう。
フィギュアは一つ一つ手塗りだろうから、一律に白いショーツにしてしまうのが一番簡単で良い。
今どき、白いショーツ自体が珍しいアイテムなのは言うまでもないのだが、下手な設定を付け加えるよりはフェティシズムを刺激しない(無論、そういうフェティシズムを持つ人もいるだろう。しかし万人が納得するものなどこの世にはないのだ)点で選ばれるのは「白かピンク」であろうし「プリキュア、ちゃんとパンツ穿いてるよ」というわかりやすい記号でもある。
白いシンプルなショーツは、むしろ「性的な記号を排した結果」であろう。
パンティー