走り出してふと思ったんだけど、あれっ私ちゃんと走れてるじゃん、と。
自分がまともなフォームで速く軽快に走ってる事に初めて気がついた。
子供の頃は走るの大の苦手で、数メートル走っただけでゼーハーいって脇腹が痛くなって苦しくて苦しくてもう走れなくて、でも教師から怒られるから足を引き摺りながらヨロヨロ走り続けて、やる気がないと罵倒されながら、呼吸がキモいと同級生に馬鹿にされながら、引き摺っている足をちょっとしたくぼみに取られてずっこけて足首を捻り、膝を擦りむき、涙と鼻水でグシャグシャになりながら走ってた私が!
走る事に限らず、子供の頃いくら頑張っても出来なかった事が、大人になってからやってみたら何の練習もしてないのに出来てしまう、そんな事がいくつもあって、不思議。