気持ちの整理をつけるために、入居中のシェアオフィスにおける恋について書いておく。
顔を正面から見たわけでもないが、背格好や雰囲気だけは何となく認識。
この時点で、「いるな〜」以外の感情は沸かず。
オフィス内の階も同じで、部屋も近いことが発覚。
より一層存在を認識するものの、やはり顔がタイプだとかそういうわけでもなく、特に新しい感情も沸かず。
ただ、部屋から漏れ聞こえてくるわずかな音(TV会議や電話の会話、音楽など)で、部屋にいる・いないの判断がつくようにはなった。
何となく、向こうもこちらを意識しているのを感じ、まだ恋愛感情とは違うが、なんとなく気になり始める。
この後、プライベートでバタバタし、シェアオフィスに足を運ぶ機会が減り、この件ちょっと忘れていた。
シェアオフィスでこもって仕事をしている際、ふと「そういえば、最近みかけないな〜」「部屋から音も漏れてこないな」「もう退去したとか?」と思い出す。
なんとなく、「寂しいな」と感じてしまう。
ただ、そこまでショックは受けていない。
もういなくなったと思っていたその人と、ばったりシェアオフィスの廊下で遭遇。
お互い会釈する。
「まだいるんだ!」と急に嬉しくなった。
そこから一気に気になり始める。
もういなくなったと思っていた人がいたことで、通常以上に興奮してしまったせいかもしれない。
(シチュエーションが違えば、こういう感情は沸かなかったかもしれない。)
いてもたってもいられず、ネットでシェアオフィス・部屋番号で検索し、会社名や名前、事業内容を突き止める(←ストーカーのようでごめんなさい)。
いろいろ把握した。
ちょっと変わった人かもしれないとも思ったが、その個性にも惹かれ、恋心のようなものが沸く。
実は、この頃、節約のためにシェアオフィスを解約しようか迷っていたが、彼がいることで、解約せずにキープすることにしたのだった。
●本日
またバタバタしており、シェアオフィスにはなかなか来られなくなっていたが、約2週間ぶりに来た。
「ひさしぶりに見かけるかな?」とワクワクした気持ちもあった。
が、しかし、その部屋番号が来月以降の入居者募集をしているのを、シェアオフィス会社のお知らせにてたまたま知る。
彼は今月末でその部屋から出て行くらしい。
事業拡大か、事業縮小(閉鎖)か、どんな事情で退去するのかは分からない。
ただ、会釈以上の接触もないままお別れになるという事実を知り、今は気持ちが塞いでいる状態。
単なる部屋移動で、同じシェアオフィスの別部屋に移るというオチもありえなくはないが、極めて可能性は低いだろう。
以上。
もし一度でも食事に行ったりすれば、「な〜んだ、あんま好きじゃないや」と嫌いになれていたかもしれない。
けど、そう思う機会もないまま、好き勝手に妄想を膨らませたままなので、忘れにくくて、とても苦しい時間が続きそう。
そんな話。
うんちぶり蔵参上