未婚率の上昇とか少子化とかいうけど、何十年か前の日本の婚姻率が高すぎるんであって、現代の方が自然だと思う。
結婚したい人がいれば結婚したらいいし、この人との間に子供が欲しいと思えば作ればいいんであって、無理してするもんじゃないと思う。
皆婚の時代ってみんながみんな理想の相手と結婚できるとも限らないから、すごい性格悪い人とかド貧乏とかドブスとかと結婚する人もいたわけでしょう。婚活している友達がいるけど、「いい人なんだけどここがちょっと・・」とか「会話が続かない」とかいう理由でお断りしたりしている。これが50年前とかの時代だったら、それぐらいなら我慢してもう結婚だ!となったんじゃないかな、とか思う。映画とか自分の親世代の人の言ってることから想像するに、昔は結婚ていうのはして当たり前のもので、できない人は何か問題があるという感じで、親や親戚とか会社の人とかが適当な2人をくっつけようとしたりして、本人がそんなに乗り気じゃなくても周りの雰囲気がそうなっていって半ば強制的に結婚に落ち着かせられるみたいな印象を受ける。親の進めた縁談の話を蹴るなんて、破門だ!ぐらいの勢い。
そういう周りのお膳立てというか押し付けもあって結婚した人たちの中には、どういう人と結婚したいかちゃんと考えないまま結婚した人とか、結婚したらどうなるかっていうのを想像できていなかった人もいると思う(今より平均して若いうちに結婚してるし)。なんで私の結婚相手はこんな人なんだろうと悲嘆にくれたりする人もいたと思う。でも皆が結婚して子供を持つのが当然の時代で、それこそが幸せとされている雰囲気の中でとにかく子育てをしていったんじゃないか。子供がいるのに離婚することの”人でなし感”も現代よりすごく強そうだから、離婚もあんまり考えなかったかもしれない。
それで時が流れてその人たちの子供が親をみて結婚なんてしたくないって思ったりするんじゃないだろうか。皆婚時代の歪みが子供に出ているような気がする。