今の世の中では怒るのは専ら悪だ。
店員に怒鳴る老人、部下を詰める上司、キレる若者、ヒステリックな母親、圧迫面接、体罰教師。
(上記では立場が上の人から下の人にという例ばかり挙げてしまったが、本筋はそこではない)
そのような態度を取ってしまった者はすぐさま炎上し、みんなの笑いの種として消費される。
そのような人にはならないぞと肝に命じ人生を数十年生きてきたが、もう疲れてきた。
怒る人がいくら炎上して笑い者になろうとも、怒る人は怒る人のまま、周囲の人に迷惑を撒き散らすことをやめず、その性格のまま生きていくだろう。
怒る人は自分を省みて改善することなく、怒るまいとしていつも感情を抑えて我慢をしている人は損をするばかり。
我慢している人は怒る人より生涯損をし続けるだけで、何か得があるというのか?
怒ることでコミュニティを破壊して追い出されたとしても、また新たなコミュニティを探してそこで同じ事を繰り返していれば、死ぬまでにはなんとか生きていけるというのが真実だろう。
巷ではアンガーコントロールという技術の本も出ており、怒りをコントロールするということが世の中にかなり支持されているということがわかる。
怒らないことが善だと思い込み、怒られを受けても不愉快なことがあっても飲み込んで笑顔を作って平常心のように振舞ってきたがもう限界だ。