昔、会社にどうしても行きたくなくて、わざと乗り越して、ひとり秋の海水浴場へ行ったことがある。
だーれもいないところで、さびれたコンビニで弁当と飲み物を買った。
靴の中を砂まみれにしながら砂浜を歩いて、波打ち際に棒切れででっかく絵を描いては、
波で流されるのを見ながら砂浜で座ってた。僕は絵を描くのが好きだったと、その時思い出した。
無断欠勤する勇気はなかったから、最初に駅についた時点で連絡した。
あとは電源切りっぱなし。
結局その一日が何をもたらしたことはなかったけど、意味はあった気がするんだ。
ツイートシェア