SCHOOL OF LOCKとは「ラジオの中の学校」という設定の中高生をターゲットにしたラジオ番組で、平日22:00~24:00に放送している。
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[高3男子]
自分は中2の一学期からいじめられるようになった。(おそらくハブられるとか聞こえるように悪口言われるとかいう類のいじめ)
そこで夏休みの間、「いじめているやつらと距離を詰める」作成を立てた。
具体的には、遠くで自分の悪口をしていたら敢えて「何はなしてんの?」と積極的に話しかけていく。
彼らが自分と距離をとって、それでいじめを成立させているのであれば、
夏休み明け、登校に恐怖はあったが、失敗してもいいから考えたことを実行しようと思っていた。
この一歩を踏み出さなければ自分は何も変わらない、間違っても何言われてもいいからやってやろう、という気持ちだった。
話しかけてみるとまず相手はびっくりして、自分から離れていく。急に話かけられてやはり相手は驚いていた。
だから何回も何回も繰り返した。何回も話しかけるようにした。いつの間にかだんだん距離が縮まっていった。
[パーソナリティ]
[高3男子]
いじめられて孤独になったときは、自分はいらないんだと感じていた。
でも死ぬのはダメだと思った。自分が亡くなっても喜ぶ人間は一人もいない。
いじめた人たちですら自分が死んだことで、喜ぶことはできないと思った。
むしろ自分がもし死んだら、いじめていた人達は「人ひとりを殺した」という罪悪感で、この後の人生が壊れるのでは?と思った。
自分がいなくなったことを想像した。いじめによる自殺のニュースを見た。
自分が死んで取り返しのつかないことをしたら、いじめた人間が罪を償えるチャンスもなくなる、更生するチャンスもなくなる。
死なないで、自分がいる中で、この問題を解決していこうと思った。
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聞いてたら目頭熱くなってしまった。
「聞こえるように悪口を言われる」ことに、「敢えて話かけにいく」って絶対できないやつだよね。
頭の中でそういう行動とれる自分を想像して、でも実際にはそんな勇気のない自分に絶望するやつだよね。
そもそも上記の話は、別の子のいじめ相談の中で出てきた話なんだけど、
その子のぐちゃぐちゃなメンタルとか(ナイフを持って家飛出し、ナイフを地面に叩き付け、自分が怖くなった、という話が聞いてて本当につらかった)
もとても印象的だった。
中学生に「音楽がきらいな人っているんですか?」という純粋な質問されたときのサカナクション山口一郎の話とか、
とにかく全体的に色々考えさせられる回だったので是非聞いてみてほしい。