今日9/1は防災の日。防災の日のチラシでよく見かけるのが、タンスの上に突っ張り棒を取り付けましょうというもの。
でも、みんな「震度7相当で転倒防止効果実証済み」といった文言に騙されてるけど、結局一番効果的なのは、L字金具の下向き取付け。
転倒・落下・移動防止対策の基本は、ネジによる固定です。その場合、家具を固定する対象は、壁下地の柱、間柱、胴縁等とします。
一方、突っ張り棒あるいはストッパー(家具を壁側へ傾けるもの)や耐震マットはどうかというと、突っ張り棒は横揺れに弱く、ストッパーも揺れが大きくなると不安定。
マット式やストッパー式の器具の単独使用は効果が小さい。家具の重量、奥行きなどの条件によっての違いはあるが、一般に大きな家具には適していない。
じゃあ賃貸物件などはどうすればいいのか。単純に、上と下両方で対策を取ればいい。
効果 小 ストッパー
耐震マット↓ 突っ張り棒 ↓ チェーン
ベルト
L字金具(スライド式)↓ 突っ張り棒+ストッパー
突っ張り棒+耐震マット
プレート
L字金具(上向き取付け)大 L字金具(下向き取付け)