「障がいからくるさまざまな行動」をほどよくユルく紹介したポスターが評判 県外からも問い合わせ - ねとらぼ
気持ちが落ち着かないときに「うろうろ」歩きまわる行動、独り言で趣味の世界を楽しむ「ぶつぶつ」、自分の声で落ち着こうとして「大きな声」を出してしまう行動、チラシなどをコレクションすることに強いこだわりを持つ「集める・触る・整頓する」といった行動が紹介されています。
つまりなんだ。
健常者であると認めてほしいなら、どんなに気持ちが落ち着かない時でも椅子にドッシリと構えて貧乏ゆすりも独り言もせず、コレクションをしたり大声を出す事も一切するなって事か。
そりゃまた随分とハードルが高いと俺は思うね。
俺が今まで見てきた人は1000時間も一緒の空間にいれば一度はそういった行動を起こしてた気がするけどな。
貧乏揺すりしてる所を一度も見たことはないけど何かあると舌打ちしてしまう人とか、ウロウロ歩き回ったりすることはないけど場の空気が硬直してくるとペンを回し始める人とか、まあ人によって種類はあれど、それぞれにちょっとした癖はあったと思うよ。
そういった簡単な癖ですら、御立派で完璧な健常者様様から見れば「障害者」なのかい?
昔の人は、無くて七癖有って四十八癖と言ってたけどよ、そういう感覚じゃ駄目だってのかい。
四十八癖ってレベルになってりゃ障害を疑っても別にいいし、そういう人に対して「この人は時折おかしな行動を取るけどそれが自分に向けられた苛立ちや敵意なんかじゃない事の方がずっと多いんだよな」って認識するのは正しいよ。完璧に正しいと思うさ。
だけどさ、無くて七癖って程度の人間に対してまで「今ちょっと腕を伸ばしたけど、ストレッチか?家でやれよな。それが出来ないってことは、障害者だな!!!」って認定していくのか?
単なる人の好みとかに対してまで「おーっとコイツはキティーちゃんグッズを集めるのが趣味っぽいがこの収集癖は何らかの障害によるものだな。コイツは障害者だ!間違いねえ!!」ってケチつけて回るのか?
窮屈だね。
実に窮屈だ。
そこまでして誰もが障害者ってことにして何をしたいんだ。
徹底的に選別していって最後に残った健常者様がこの世界を支配する貴族階級にでもなって我々のような無くて七癖を完全な0に出来なかった障害者を救ってくださりなさいますれたまわれるでござりましょうか?
ふざけてんじゃねえぞ。
「誰にだってちょっとした癖ぐらいあるんだから、他人の事をそんなに気にするべきじゃないぞ」で良いんじゃないのか?
理解に苦しむね。
君も私もみーんな障害者みーんな友達みーんな病人生きているからキチガイなんだって事にすれば仲良く出来ると思っているのかよ。
そんなわけねーよ。
「いちいち他人のやってる事に逐一苛ついてないで穏やかな気持で暮らそうぜ」で良いところをな、「可哀想な障害者だから大目に見てやろうぜ」ってテーマでポスター書いてる時点で根本的にズレてんだよ。