なか卯のざるうどんが好きだ。
会社の最寄り駅のガード下にあるなか卯に十年来通っている。
夏になる前からメニューに載り始めるけれど、僕にとってなか卯のざるうどんは、夏の訪れを感じさせる、ワクワクさせるものだ。
外国人のアルバイターがカウンター内で一生懸命に働いている。
満腹に至るには程遠い控えめな盛りの、安っぽいプラスチックのザルの上に乗った、コシの強い麺をささっと吸い込んでしまう刹那に、さあ前に、次に行こうって心の中でそっと呟いて店を出る。体に纏わり付く熱気が心地良くなっている。さてもうひと頑張りするか。
これまでなんとか情熱を絶やさないで走り続けて来れた。5%くらいはなか卯のざるうどんのおかげかもしれない。感謝。
Permalink | 記事への反応(0) | 00:17
ツイートシェア