国道246号沿いにティーシャツ短パン姿のおっさんが5秒に1回とてつもないくしゃみをしながら歩いていく。
周りの人たちはおっさんにからまれないようにと、くしゃみに気づいてない風に装って素通りする。
そんな中、私は反対車線の遠くからおっさんを観察して、変なおっさんおるなーとにやにやしていた。
歩道橋を渡っておっさんの後ろに回りこんだ。やはりおっさんは5秒に1回とてつもないくしゃみをしている。
私はにやにやしながらおっさんの後をつけていったが、ふと、おっさんが立ち止まった。
にやにやしていた私は何とかおっさんから視線を外し、なぜだろう、私も向きを変えておっさんから逃げるように歩き出したのだ。
時々後ろを振り向いておっさんを確認すると、振り向くたびにおっさんの姿が大きくなっている。
私は走った。おっさんも走った。
そんな夢を見た。こわい。
抑圧された性衝動