2018-07-10

点滴異物混入事件で思い出したこと

かなり個人的感想だけど、患者不審死事件を初めてニュースで見た時から犯人はその病院勤務看護師しかいないだろと思っていた。

数年前、たまたまあの病棟みたいな終末期医療患者さんばっかりのところに一ヶ月ほど入院してた事がある。そこは救急も受け入れていたので突然の大怪我で運ばれてそのまま入院になったんだけど、退院する前に耐えられなくなって転院した。

とにかく病棟雰囲気殺伐としていた。看護師ヘルパーが無愛想なだけならまだいい。

仕事殆どが寝たきりのお年寄りの世話のせいかスケジュール通りの仕事以外は面倒って感じを隠そうともしない。何か頼みたくてナースコールしてもまともに来てくれた記憶がない。日々の処置も乱雑でモラハラに近いものがあった。看護師全員がそうじゃないにしても誰かに何か頼むのがすっかり嫌になってしまった。

病院じたいもあまり良くなかった。病室は狭く設備も古くて食事の内容もいくら病院食といってもこれはないわと思うぐらいの粗食。担当医師暴言多いし勤務時間の合間に病院の裏口で医師同士が喋りながらタバコ吸ってる(家族が何度か見たらしい)。

でも何より毎日世話になる看護師たちのやる気のなさが一番きつかった。看護師同士の仲もあまりよくないのか、引き継ぎの連絡もうまくいってなかった。

こっちは思うように体動かせないし立場が弱いか我慢してたけど、最後はもうこれ以上は無理ってなって泣きながら訴えたら旦那理解してくれた。

転院先のごく普通の小さな総合病院天国に感じた。

私のはやや極端な例かもしれないけど、事件看護師本人の資質に加え、その病院全体の雰囲気経営方針とかも関係あるだろと思う。自分の勤務時間中に亡くなると説明が面倒とか言ってたらしいし。

あの時大勢入院してた終末期の患者さんたちのご家族はどう感じてたかはわからない。寝たきりの祖父母や親を預けるだけなら問題は感じてなかったかもしれない。でも入院してた患者立場からするとただでさえ憂鬱入院が更に憂鬱になるような、かなり殺伐とした場所だった。今回の看護師逮捕ニュースを見て久しぶりにまたそのことを思い出した。

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