私は一浪一留で情報系の院を卒業し社内SE4年目の30歳、キャリアチェンジの転職を考えるならば
いまの仕事は親会社のシステム部門が行ってきていた運用業務、平たくいえばヘルプデスクやデータ加工などの雑用をうちの会社に引き継いで、チームとして会社として業務知識をアップさせよう!てな仕事を行っている。
そしてその業務はそれなりに忙しい。私が商品のマスターを扱っていることもあって、マスターでの変更はものを売る業務大体に関わってくるので、やれ関係部署に調整だとかやれ関係システムに調整だとか、関係者の納得を得るための業務に終始してしまうことが大半である。
エンジニアは手を動かしてモノを作っている時間が一番価値を生み出している時間であるはずである。なのに止むことのない問い合わせ電話、関係者の納得を生むためだけの調整など価値を生み出していない時間だけで日々の業務時間が埋まっていくことにいい加減耐えられなくなってきている。
そんな毎日なので私は実装・設計がみっちりと経験できる環境へ移りたいと願っている。就職活動時から一貫してきた「プログラミングを書けるスキルを身につけてからのマネジメント力」を身につけるのにヘルプデスクのような上っ面の現行業務をしているといつまでも技術的成長がないからだ。
そんなこんなで転職を考えている。だが私はいまの運用現場において仕事ができない位置にカテゴライズされる。溜まり続けるバックログ。直近は問題ないからと放置しいる不整合なデータ。どれもこれも問題なのだがそれを解決するための時間がもてない。
いまの位置のまま転職してしまうとただただ逃げただけ、という状態になってしまう。いや、逃げた事自体は悪く無いと思うが、辛いことがあったときに逃げてしまう人間になってしまうのは非常にまずい。
だからいま自分が携わっている仕事を誰かに渡せる形にして誰かでもうまく運用をやっていけるようにしてからやめようと心に決めた次第であった。