2018-06-16

Webブラウザを知らないユーザー様のために。

arrack この件については憤ってる技術者が何に憤ってるのかほぼ理解できない。日本人技術者なら変なことはしないだろうと信頼してたが、実際のレベルバックドア仕掛ける中国と変わらんわ

なんかこんなこと言ってる人がいた。要するにWebブラウザとかサンドボックスとか、そういう概念を知らないのだ。

Webブラウザってのはそもそも第三者が公開するプログラムURLという固有の名前がついている)を選択すると、自動的ダウンロードして実行してくれるものなのだ。たいていは画面にWebサイトというものが表示される。

誰かのプログラム勝手に動くのはとても危ないので、Webブラウザが実行する第三者プログラムは、ユーザーパソコンデータは見れないようになっている。

この仕組をサンドボックスという。

例えばどこかのサイトファイルアップロードするときは、第三者プログラムいくらパソコン内のファイルを見たいよこせと騒いでも、一旦はブラウザが受け持ち、ユーザー様にアップロードしてもいい?するならどのファイルにする?とお伺いのダイアログを必ず出す。

ちなみにユーザー様にお伺いを立てずに勝手パソコンデータ第三者に送るのがウイルスとかマルウェアとかバックドアかいうやつ。

この手の中には確かにWebブラウザからパソコン内に侵入するタイプもいる。つまりサンドボックスバグがあって穴が空いていて、そこを突く。これは普通犯罪

でもサンドボックスの枠組みの中で、なにかファイルを受信したり、処理を行ったり、処理結果をどこかに送付したりするのは、Webブラウザ基本的機能であって、普通犯罪に問われない(普通じゃないのは、例えば児童ポルノを画面に表示するとか)。

Webブラウザサンドボックスの枠組の中でマイニングしたら警察に捕まったのが今回の事件

勝手マイニングされるのが気持ち悪いという人がいることを、俺は否定しない。

でもそういう人はWebブラウザを使うべきではないし、もしくはJavascriptオフにするとか、あるいはマイニングを検知するアドオンを入れるとか、まあそうすればいいんじゃないかと思う。

Webブラウザを使うにあたって、そういう選択肢を選ぶ権限ユーザー様には与えられている。

ちなみに余談だけど、googleとかが集めている個人情報ってのはWebサイト閲覧履歴のことであって、ユーザー様のパソコンの中身ではない。

あと中国人もいろいろだし、それは日本人も同じ。

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