1人で空港にいる時間が好きだ。
駅で待っている時も少し似てるけど、誰も自分を知らない街に行く時がいい。
知った顔が知らない街への冒険で、「たくさん面白い土産話を持ち帰るぞ」と期待して。
知った顔の前ではうまく考えることのできない、自分の中の記憶を思い出して。
少し辛くなったり、誰かが側にいてほしいなぁと感じたり、いや、いまはこの辛さみたいなものを静かに見てみたいと思ったり。
自分の内面をゆっくり感じて、そうして、飽きたら本を読んだり、自販機でお茶を買って飲んだり、出発カウンターに並ぶ人を見たり。
そうしているうちに、自分の出発の番が来る。
時間が来たら、冒険に来たら行こう。
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