プロジェクト解散の前に派遣だった私は先に同じ客先の別プロジェクトへ移動することになっていた。
その日の昼間次の派遣先に私物を送ろうとしたら上司が、「私が送っておくから箱のままおいておいていいよ。」と言って引き下がらないので「では、お願いします…」と言って言うとおりにすることにした。
その日の夜は駅から離れたプロジェクトの近場にある飲食店で分散会?のような飲み会があり、私も参加。
大体の人が車で来ていたためお開きのあと荷物を送ってくれるといった上司が私を最寄りの駅まで送ってくれると申し出てくださったのでお言葉に甘えて乗せていただいた。
普通の世間話をしながら移動していたら、上司がその夜家(新築でたてたばかりで仲良しの奥様と住んでいる)に帰るの面倒くさい、次の日も仕事で同じところに行かなくてはならないので近場に泊まろうと思うので一緒に泊まってくれないかと謎の申し出。
私にとってそれはありえないから丁重に、怒りに触れないように、あれこれと理由をつけて精一杯気を使ってお断り(今思えばなんでこんな気を遣わなきゃいけないんだとは思うが密室で怖かった)した。何回か何もしないから……と、食い下がられるたび募った恐怖をいまでも忘れられない。
結局無事放流してもらえて、その日は事なきを得て帰宅。
しばらくは冷や汗かいたし怖かったし自分を責めたりした。普段そんなことおくびにも出さない人だったので余計怖かった。
後日、別プロジェクト先へ派遣されたが、そこへ送っていただけると言われてお願いしてた荷物が待てど暮せどこなかった。
上司「あ〜なんかおいてあるね」
えっ………お前が送るって言ってゴリ押ししてきたんだろ忘れたとは言わせねえ
と思いながら
私「あの、お手を煩わせて心苦しいのですが今の勤務地に送っていただけますか?自分で送るべきでした申し訳ありません。」
派遣で客先相手だし、波風立てたら他のところへも行かせてもらえなくなると思って何も言い返せなかった。相手がそれをわかっててそういう地味な嫌がらせしてきてるのもわかった。
下の世話に対応しなかったから私にしかわからないように嫌がらせしてきたんだね。マジクソ。今思い出しても胸糞悪い。
男性が多い職場だったのでそういったことが何度かあって、若い女ってだけで仕事がもらえていただけでまだ仕事の能力も何もなかったこともありそういった上司たちの言動は我慢するしかないのかと思い詰めたこともあったが、結局その後もっと人間扱いしてもらえる仕事につきたくて速攻転職活動に入らせていただいた。