同じ地区の幼馴染
彼女の恋人が私の行っていた大学の方の地方の出だったとか、そんな縁だったと思う
面倒見の良い振る舞いは小学生の頃の印象そのままだった
私は妹の名前で呼ばれながら最後までそれを訂正することなく電話を切った
それ以上彼女と連絡を取り合うことはなかった
彼女にとって私は名前すら妹とあやふやになる程度の友人であった
きっと彼女は私というよりは私の家と友だちだったんだろう
○○さん家の娘さん と友だちづきあいしている、という解釈なのだ、きっと 親御さん達目線の
普通の人の記憶がいいかげんであること という理解もできるけどたぶんそうじゃない
彼女が私を私個人として認識していなかったと考える方が適切な認識だと思える
もう十数年前の出来事になるが、ふと思い出したので書く