ホタルは、家の周りにも飛んでいた。
この時期、ピカピカ光るのは当たり前だった。
夜8時頃、家の下にある川に行くと、東軍と西軍対決みたいに、右と左でグアングアンという音と共に、ホタルの光の塊が交互にやり合ってた。
あの頃は、ほんとにグアングアンという音が聞こえてた。それくらいホタルの集団の光り合いは幻想的だった。
ホタルは、木の葉っぱのそばに、卵の白い泡を産え付ける。よく見た。
あの光景が、希少になるとは思ってもいなかった。
今もいるのかな、あそこのホタルは。
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