2018-06-01

anond:20180528210946

「結果がかなり不確実であり、結果が悪いと徒労感と自尊心の傷つきが残る」ということについて、

告白恋愛感情社会的な試練も一緒であるように思う。

自分の実力以上の難関校受験、強豪チームとの試合、人気業界を志望する就活

評価される・試される立場に身を置くのは、自分人生コントロールを失ったように感じて、不安だしストレスだ。

失敗するのではないかという不安そもそも生じないなら楽だけど、少なくとも私はそうではないので、

取り掛かる前にはどうしても不安が生じて、それでも良い結果を出す確率を上げるには、不安に飲み込まれないよう制御する必要がある。

課題難易度が高くて荷が重いと感じるものであったり、不安制御するスキルが低かったり

(あるいは健康状態が悪くてそのとき制御不能になっていたり)すると、自分一人では抱えきれなくて相談相手必要とする。

 

相談をするとき

・話を聞いてもらって、不安気持ちを持つことが異常や間違いではないと認めてもらうこと

・結果が不確実な挑戦に対して、勇気づけをしてもらうこと

・望む結果が得られなかったとき、本人に傷つきは残るし揶揄してくる性悪は必ず居るけど、傷つきに対して共感的な人間「も」居るので、

 全方位から嘲笑が向けられて人生が終了するわけではないという、落下防止ネット的な価値観提示してもらうこと

が求められている気がする。少なくとも私はそうだった気がする。

傾聴・勇気づけ・癒しは、壊れにくい人間関係必要ものだ。

 

母親高校時代同級生の子が書いたラブレターが仲の良いグループ中で回し読みをされていて、

「ブスがイケメンラブレターを送った」という嘲笑雰囲気になり、嘲笑への同調を求められてショックを受けたと言っていた。

私の勤める会社では男性社員女性社員片思いをして、

女性社員セクハラを受けていると社内で言って回ったことで男性社員自己都合退職する騒ぎが起きた。

起業投資転職といった稼得の挑戦で失敗することもある。こっちは気持ち問題だけではなく生活もかかっている。

失恋自殺する人もいれば、失業事業倒産自殺する人もいる。

行動する勇気を挫く最悪の結果の事例は、リアルにもネットにも大量に転がっている。

私は友達だと思っていた人に陰口を言われていたことがわかったり、ハブられたり、秘密をばらされた経験などが子供のころから何度もある。

学業成績、友人関係、稼得、恋愛、力が及ばず奇跡も起こらず、散々挫折してきた。

でも得たいものがあるなら不安制御して頭を使いながらタフに行動するしかない。

 

(だから女は大変なんだ、だから男はつらいんだ、などと属性限定して「自分他人一方的に甘えても良い理屈」を構築する行為は嫌いだ…。

 みんなそれぞれの人生タスクに向き合っている。自分属性けが特別に優しくされるべきだという考えは蔑視傲慢だと感じる)

 

私は恋愛相談を受けたとき、「相手の好みは何?相手自分をどう思っている?」といった疑問に対して、

相手本人に聞くしかない」と身もふたもない回答をしていた。

実際、そんなこと聞かれても私が知るわけがない。疑問の正確な答えは「想われている本人」だけが持っている。

どうすればモテるか・人気者になれるかについての汎用性の高い方法は、おそらく体系化されている。

体系化された知識なら、たまたま近くにいた素人に聞くよりも、ググるなり図書館に行くなりしたほうが入手効率は良いはずだ。

人間があえて人間に話しかける目的は、知識を得ることではなく持っていきどころのない気持ちの整理であることが多いのに、私は非協力的だった。

相談してきた相手に対して己の知識豊富さを知らしめるのも、注文されたものと違うもの差し出しているというか、自分がしたいことをしているだけ。

思春期のうちに理解して体得しておきたかったな。

相談にまともに乗れないということは、相談してきた人の挑戦の意欲を挫くことになるんだ。

しかし私の時間を割くことよりも私の持っている知識のほうが客観的価値が高いはずと信じていたんだよな…。

いや言い訳しても時間は巻き戻せない。

諸々結果は受け入れるしかない。

 

相談した目的が達成されない(欲しい言葉がもらえない)から、同じ言葉ループして相談が長話になってしまう。

ただ同じ「相談」の体裁でも、行動の後押しをして欲しいのではなく、相手時間をできるだけ長いこと奪って相手ダメにするのが目的のケースもあって、

それは「頼っている」の範囲を超えて闇落ちしてる人だから距離を置いたほうが良いのかなと思う。

自分相手にとって価値がある人間なのかを延々試してしま非生産的破壊的な状態

でも私も闇落ちの状態経験があるから、闇落ちしてる人を上から目線で叩く資格がなくて、気持ちもよくわかる。いつでもそんな状態になりうる。

「やりたいことを表明すると否定される」というのが繰り返されると、本音に蓋をするようになって、

自分だんだん何に苦しんでるのかがよくわからなくなるんだよね。

低学年のころから父親の意に沿わない言動をしたら家の外にパジャマのまま締め出されたり、

旅行先のカナダで置き去りにされそうになったり、父親の気に入る私の将来の夢を言うまで言い直しをさせられたりした。

従わないと生命危険があるというのが刷り込まれて、自分が何をしたいのか自覚しない癖ができてしまった。

父親祖父から失禁するまで殴られて育ったようだから、無力な子供のころに保護者のような生活を握っている腕力の強い人間から暴力を受け続けると、

自分の望みがよくわからなくなるというのは傾向としてあるんじゃないかと思う。

命じられたり、忖度…先回りして服従した行為を、自分の心からの望みのように言い聞かせながら走り続けると、

やがて疲れと怒りと悲しみに飲み込まれて、混乱のなかでネガティブ感情が爆発して迷惑をかけてしまう。

しか無力感に蝕まれきった状態だと、前向きに動けている人の時間を奪ったり気力を削いだりといった、足を引っ張る行動をとってしまう。

欲望自覚があって、「素直に表明できる能力」や「表明しても問題のない立場」を持っている人を見ると、妬んで理不尽に腹を立ててしまう。

自分欲望自覚して責任をもって、欲しい結果を手に入れるには待っているだけじゃなくて自分ができることをしなければならない現実を受け入れて、

結果は不確実であるという現実を受け入れて、不安制御して、欲望対象になっている人には選択の自由を与える心の強さを持たないとダメなんだ。

人を手に入れたいとかコントロールしたいと思い、その欲求無自覚だと、遠回しに相手価値可能性を否定・値引きする言動をとりがち。

私は愛して愛されたいし、好意理由ならどんな行動も許容されるべきと考えて迷惑行為をするのではなく、愛する人尊重し続けたい。

そして心と体の健康を害さな仕事自分自身を養いながら生きていきたい。

記事への反応 -
  • 岩波ブックレット『ひきこもりのライフプラン 「親亡き後」をどうするか』の斎藤環氏が書いた部分に、 ひきこもりの子供に対して父親は上から目線で権威的に話し、母親はストレート...

    • 「結果がかなり不確実であり、結果が悪いと徒労感と自尊心の傷つきが残る」ということについて、 未告白の恋愛感情も社会的な試練も一緒であるように思う。 自分の実力以上の難関校...

    • こんなに言葉が達者なのにな。その気になればどんな言葉も紡ぎ出せそうなのにな。自分の意見をまっすぐ表明することに抵抗があるなんて信じられない。

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