大学のトップがやくざ者とつながりがあるのなら、当然やくざにカネが流れ続ける巧妙な仕組みが
すでに存在している。
となると、やくざは今、現状の利権が維持されるかどうか気が気でない。
最終的に大学のトップが入れ替わることになると美味しい仕組みが失われてしまう。
この危機的状況を回避するため、やくざはどのような解決案を考えるか?
そのひとつは元監督が、自責の念にかられおわびのために死を選んだ、という遺書とともに遺体で発見されることだ。
遺書は筆跡のはっきりしない走り書きでよい。体内からアルコールが検出されれば泥酔して書いた文字と
解釈されるであろう。