「どっちもどっち論(以下DD論)やめろ」を連呼する人間を個人的に最近良く見かけたのだが、
これ連呼する奴こそ反論封殺しようとしていて議論の害でしかないと思う。
奴らの言い分としては「どっちもどっち論は劣勢側が議論を曖昧にしようとしている卑怯な逃げの手段だ」とか
「どんな理由があれ最終的に悪いのは加害者側だ」とかそういうのなんだけどさ、
冷静に考えてほしいんだけど世の中10:0で片方だけが悪いことの方が稀でしょ。
その子供のいじめだって、いじめっ子は生まれた時から純粋悪だったかといったらそうじゃないでしょ。
家庭での愛情や教育が不十分だったり、教師の指導がおかしかったり、実は別の場所では虐げられる側でその腹いせだったり…
俺はそういう背景まで含めて話がしたいの。悪いことしたやつ死刑にして終わりにしたくないの。
別に「5:5だ」なんて言ってねえ。悪いことが悪いことであることを否定するつもりは無い。
敢えて言うなら「10:0じゃなくて10:2とか10:4じゃね?」と言いたいだけ。相対じゃなく絶対評価。
こういうこと言うやつにも二種類いて、「犯罪者の気持ちなんて知りたくもない」な潔癖症タイプと
「いいから俺様に気持ちよく罪人を叩かせろ」の見下したいだけなタイプがいるわけだ。
前者はただの思考停止だ。悪意に触れることで自分が悪意に感染するのを恐れるというのは
一見賢い考えかもしれないが、その先にあるのは互いに無関心な世界だし、
それでは悪意に対して抗体を持てないから、自分が急に悪意に染まってしまう可能性を高める。
後者はそもそも考える頭がない。彼らは「こっちが悪い」という結果にしか興味がない。
救いがない。
そして厄介なことにネットにはこいつらが一番多い。