まず、日本に住む大多数の人は男女問わず徴兵される覚悟なんてしていないんじゃないかな。
ただ、自衛隊への入隊を現実的に考えている日本に住む女性は結構いると思う。
例えばあまり就職先がないような地方だったりすると、自衛隊という選択肢は男女問わず実は結構現実的だ。
高卒でも就職できるし、大体いつも募集してるし、給料をもらって働きつつ資格も取れるから。
看護や保育、場合によっちゃ介護もやっぱり専門学校くらいは出て学費を払って資格を必要があるけど、自衛隊だとその必要もないし。
逆に男性でも自衛隊くらいしか就職先の選択肢が無いような状態でなければ、単なる憧れとかではなく、現実的に自衛隊に入るかも、と考える男性は正直あまりいないんじゃないだろうか。
そもそも男性のみ兵役があって女性にはない韓国とかならともかく、軍隊は無いが自衛隊があって、女性自衛隊員も数は少ないとはいえ
普通にいる日本で徴兵される覚悟が云々と言っても少しずれている気がする。男女問わず入隊できるし男性なら入隊の義務があるわけでもない時点で
すくなくとも男性のみ兵役の義務があったり女性は軍隊に入れない国に比べれば、日本は制度上でみれば平等な方なんじゃないか。
あとブコメでも指摘があったが、力仕事・汚れ仕事を日常的に文句も言わず行っている女性は大勢いる。
土木作業だと女性はあまりいないが、介護・看護・保育・清掃・小売り(スーパー等品出し作業も当然ある)等、力仕事を避けては通れない、力仕事がメイン業務の一つである
むしろ「力仕事は男がやれ」と言われる職場というのは、力仕事自体がイレギュラーにしか発生せず、普段は力仕事をする必要がない職場だと思われる。
(例えば介護施設で「女性だから力のいる入浴介助は割り振らない」という事は男女比で考えて通常あり得ないだろう。逆に男性は営業、女性は事務をやってるような職場だとフロアの移動等が発生した時
女は力仕事・汚れ仕事を嫌がり行わない、軍隊や自衛隊に入る覚悟がある女性なんていないだろう、という認識は
正直現実とはかけ離れているというか、机上の空論というか、「女性の仕事」と言えばフィクションに出てくるような小奇麗にして事務とかキラキラした感じの仕事だ、みたいなステレオタイプの男女像に捉われているんじゃないか?
そういうキラキラしたような仕事に就こうと思っても就職の時点で女性と男性は同じ学歴でも女性の方が正直ランクが落ちる企業しか内定が出ないという事もあるし、その結果介護・ブラック企業などの
きつい仕事に女性が大勢流れているという事もあるだろう。(就職先の選択肢がある場合でもそうなんだから、選択肢がない地方だと・・・)
ただ、自衛隊もやはり隊員の大多数は男性だし男社会だから続けるのは難しいとか、体力的な問題で自衛隊をあきらめてもっと待遇の悪い仕事(自衛隊も大変だけど、給料はある程度は出るし資格も取れる仕事だ)に女性が流れている(派遣とかブラック企業とか介護とか)という事はあると思う。
あと土木作業をできるものならしたいが体格だったり「女性には無理」と断られ、土木作業員より正直スティグマのある風俗産業に流れてる女性と言うのもいるんじゃないかな。
それでも女性なら結婚して寿退職すればいいと思うかもしれないが、寿退職の後待っているのは、主婦として育児・介護・家事などの力仕事(子どもを抱きかかえるのも介護ももちろん力がいる)・汚れ仕事(介護・育児に下の世話はつきもの、掃除も排水溝・トイレ掃除などは汚い)だ。
なんとなく、こっちからすると語り口からして増田はなんだかんだある程度仕事の選択肢もあって恵まれている環境にいるような気がするんだよ。
まあ男女平等を訴える女性の中でも目立つ人・発信力のある人はキラキラした仕事と言うか、社会の上層部に属する人が多いという問題はあるかもな。
というか、そういう人じゃないと何の世界でもなかなか発言権が無かったりするという、身もふたもない話な気もするが。
まあなんにせよ見えてる世界が違いすぎるんだよな。