2018-04-29

友達オススメ出来ないか増田オススメする漫画「血の轍」

今世紀最狂の狂気の沙汰だと思う漫画です。

何がやばいかって先ず内容がもう狂気の沙汰で、だんだんと生々しく狂っていく毒親テーマです。

しかしまあ、内容が狂気の沙汰ってまあまあ、ありますよね。

あ、そういうジャンルね、みたいなくらいにはありふれてます

しかしですね、この漫画狂気の沙汰は、何と言ってもその表現力です。

漫画といえば画力ですけど、画力とか魅せ方の構成力とかひっくるめての表現力、これが異常です。

作者は「悪の華」「志乃ちゃん自分名前が言えない」など描かれた押見修造氏。

から生々しく気持ち悪い感じのキャラクター、取り分けちょっと道を踏み外してしまった感じのボッチやオタク少年少女を描かせたら右に出るものはいない(「志乃ちゃん自分名前が言えない」は唯一の清涼剤!普通にオススメ!)漫画家さんですが、長年描いてきたその狂気を帯びたキャラクターの描き方を、全身全霊で昇華し、漫画という媒体での人の狂気の描き方で一つの到達点へ達してしまたかのように思えるのがこの「血の轍」です。

漫画を読んでいて、震え、息が乱れ、手の汗が滲む、下手なホラーや残虐描写より遥かにゾッとして悍ましいのに読み進めてしまうのは止まない。

その没入感はもはや漫画を読む感覚ではなく、映像を直接脳に流し込まれてるかのようです。

それがただでさえ狂気の沙汰と言うテーマと合わさり、絶対精神衛生上よろしくない、特に育児などされてるお母さん方に死んでもオススメ出来ない内容なのですが、とにかくもうそ狂気の沙汰と言える表現力は漫画はもちろんあらゆる表現媒体にとってもヤバいと思えるレベルなので、増田ならいいかとここでオススメする次第です。

怖いし色々よろしくないのですが、それを読み進めてしまうのはもうドラッグレベル中毒性であり、むしろ作者はおクスリでこの表現力を得ていたとなると逆に腑に落ちてしまうくらい偉いものなので、是非とも興味が湧いた方は手にとってくださいませ。

つい先日3巻が出まして、既刊3巻であります

また、口直し用にかなりネジ緩めのもの癒し系のものなどを準備しておくことをオススメします。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07546SPPH/

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