2018-04-17

障害者逸失利益

東京都内障害者施設に入所していた松澤和真さん(当時15)は、おととし9月、鍵が開いていた扉から外に出て行方がわからなくなり、2か月後に山の中で遺体で見つかりました。

施設側は賠償交渉の中で、安全管理の過失を認め慰謝料として2000万円を示しましたが、

和真さんが将来働いて得たと予想される「逸失利益」についてはゼロとしたということです。

両親は「将来、社会に貢献する大きな可能性を秘めていた。障害者の命の価値を低くみた差別だ」として、

国内の平均賃金基準におよそ5000万円の逸失利益を含む賠償施設側に求める訴えを、近く東京地方裁判所に起こす方針を決めました。

重い知的障害のある人の逸失利益をめぐっては、「徐々に働く能力を高めることができた可能性があった」などとして、

8年前に青森で、5年前には名古屋裁判所で、それぞれ一定額を認める判決和解がありました。

しかし、原告が求めた平均賃金基準にした算定ではなく、弁護団は「障害あるかないかで命の価値とも言える逸失利益ゼロにしたり、少なくしたりすることが妥当かどうか、司法に問いたい」と話しています

健常者でも職種によって逸失利益変わるけどそのうち是正されるのかな。

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