デザイナーは人々のくらしというストーリーに寄り添い創作する。会社の製品のためのデザイナーでは、わくわくするストーリーは生まれない。
私はストーリーがなければ絵が描けないと気づき、私のなかにはストーリーがなく、描けなくなった。それでも絵に関連することにすがっていたくて絶対に無理だと感じていたデザイナーになった。
するとデザイナーとは、他者のストーリーを表現する仕事で、空っぽだった自分のことを考えて死にたくなる暇がなくなり、毎日が楽しくなった。
デザイナーになってから、ひとりの時間を大切にしている。他者を考える時間であるから。
孤独なときに他者を思えるのに、人と対峙しているとき、人のことを考えられない。幾度も誤った対応も喧嘩もすれ違いもする。
ひとりでこうやって、はてぶを見たり、学校や、町歩きや(団地が好き)、廃墟や、図書館、公園、歴史に触れて、多様性がある 多くの人のくらしに思いをはせてる時間がとても愛しい。
絵を描きたいんだが描きたいものがない