2018-04-01

百合キャラを殺した話

今日エイプリルフールなので嘘をつこうと思う。

ある、姉妹設定のある美少女ゲームに嵌っていた。

会社から帰宅するとまずゲームを起動してボイスを聞く。それで癒されて居た。

ある一人の黒髪キャラ自分に似ている気がした。女の子が好きな男勝りのキャラレベルを上げて可愛がって居た。

会社に新しい人が配属されて来た。年上の女性二人。いつも二人だけの世界観を作り上げて居た。

一人は男勝り。もう一人は女性らしい人物で、二人共子持ち。育児があるので時短で帰っていく。

こちらがどれだけ残業していようとも、残ってくれる事はない。仕事が出来る出来ないに関わらず居なくなってしまうのだ。二人が羨ましかった。憎かった。どれだけ頑張っても彼女らが世界の中心で、自分は隅に追いやられていく。磨耗していく雑巾か何かに思えた。

彼女達が参入する事で説明時間が取られた。それまで一生懸命作り上げたプログラムを「バグじゃない?」とコソコソ話し出す。全て筒抜けのフロアで。

二人が出来ない仕事自分達が分担した。たまに申し訳なさそうに残ろうとするが大した戦力にはならなかった。不快感が半端なかった。

帰宅してゲームを起動し、ボイスを聞くと姉妹の姿が二人に重なった。自分無意識に男勝りのキャラ自分と重ねていた。そうじゃない、世の中にはもっと仲のいい女性二人組がいる。そっちがモチーフなのだと、

妹の方の存在ゲームから抹消した。清々した。ゲーム世界では自分選択が全てだ。

二度と目の前で二人組を組んで欲しくない。まあ、全て嘘の話。

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