生存権は基本的人権だが、それが保護されるかは政府の規制次第だ。
娘は子供のころ虚弱体質を気にしていたが、大卒で就職して家を出た。
その母親は、海外留学生の支援に熱心だったが、実の娘とはあまり会話がなかった。
ところが娘は転職や結婚で失敗し、実家を出たり戻ったりすることになってしまった。
2000年代の交通事故戦争のときには、酷い怪我を負ってしまった。
娘は何か嫌な予感がするといい、後遺症を持ったまま家を出ていった。
そのあとの自炊生活で、怪我を除けば、身体の虚弱さはかなり取れたという。
おそらく若者は知らなかろうが、40年前には勝手に人に生命保険をかけることができ、
殺人事件もしばしば報じられていた。
私はまだ生きている。