2018-03-08

キンコン西野さんの絵本騒動からだいぶ時間がたったので

まとめてみました。

(漫画村騒動を見て思い出した……今更、とか言わない)

事の発端 ~キンコン西野の主張~

  • お金を持ってない小学生のために絵本無料公開するよ!
  • お金価値の上に成り立ってるコンテンツ否定はしないけど、そういうのって糞ダセーと思うよ
    • だって、「売れること」より「知られていること」の方が価値があるしね。
  • からお金は払いたい人だけが払えばいいと思うよ
  • こうして恩を売れば、誰かがきっと僕に恩を返してくれるはずだよ
    • 絵本という「財産」を分配したほうが、僕もみんなも幸せになれるよ!
  • お金を稼ぐことは悪いことじゃないし、僕自身もそういう類の仕事を沢山抱えているよ
    • でも、今回の事例は「人の善意」が生きそうだから無料公開に踏み切ったよ

それに対するアンチ意見


西野さんの反論


すべての意見を総括して


以下、私の意見です。

クリエイターさんは、「情報無料にするな!」と叫ぶことに時間を割くのではなく、その時間を使って、情報無料化される時代を読んで、高品質作品を作り出すべきだと僕は思う

自分作品作りに時間を使うことが、自分家族スタッフを守ってくれる最善の策だと思う。

多くのクリエイターは、あなたのように絶大な知名度を得るまでに、莫大な時間をかけているのです……。

だってお金を貰わないと回らない仕事をたくさん抱えています

この意見と、

お金が無い人には見せませーん」ってナンダ

糞ダセー。

……いや、モノによっては、そういうモノがあってもいいのかもしれません(←ここ大事ニュースになると切り取られる部分ね)。

この意見って矛盾しません?

自分のやってる仕事を「お金もらってるから糞ダセー」と言うのか……?

おそらく、西野さん的には「最終的には『恩』で世界を回したい、だけどいきなりは無理だから、まずは絵本業界から手を付けてみました」ってところなのだと思います

そう思うのは勝手ですが、そう思ってない他の絵本作家にとってはい迷惑です。

西野さんにとっての「お金を貰わないと回らない仕事」が絵本作家にとっての「絵本創り」だったりするのですから

絵本業界でこういう前例ができてしまたことを好ましく思わない人も当然いるでしょう。

西野さんのやったことは、確かにマーケティングでは多々行われている事だし、これから情報化社会を考えれば正しい選択です。

しかしながら問題なのは有名人しかできないことを、さもすべて一般ユーザーがすべき事のように説いたことだと、私は考えています

…てなワケで俺は無料にするけど、その代わり他のクリエイターに「西野はタダにしたんだからおまえもしろ」なんて絶対言っちゃダメよ。

西野さんはこう言っていますが、問題は「タダにする/した」ではなく、「無料商法」を時代の波だ、と論じているところです。

世の中にはそう思わない「職人」も沢山いるってわけです。

自分精魂込めて作った作品を「無料です!」という文句に釣られて寄ってきた、作品価値努力をわかろうともしないユーザーに扱ってほしくはないのです。

そういう点にも少し気を使ってもらいたかったなぁ、と私は思っている次第です。

以上、底辺ゲーム制作者の戯言でした。

ここまで私の駄文にお付き合いしていただいた方、本当にありがとうございました

(ちなみに、個人的に言えば、割と西野さん好きです。商売上手いのは尊敬する。)

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