2018-03-07

90年代に1兆5000億円超えてたアメリカ音楽産業

90年代後期2億4000万人だったアメリカ人口は今は3億2000万人に増加している

しかし最盛期1兆5000億円だったアメリカ音楽市場は一時期6000億円まで下がってしまった

このままでは音楽市場は終わってしまうといわれていた

それが2010年ごろから普及し始めたサブスクリプション市場8000億円くらいまで戻していると持ちあげられている

それで違法音楽に打ち勝ちましたというストーリーで話をしたがる評論を多く見かけるようになった

でも人口の増加(1.3倍)と物価の上昇(1.51倍)から本来であれば3兆円近くになっていたであろう市場8000億円まで戻っただけの話だ

それを違法行為に打ち勝ちましたというのは、大げさすぎる勝利宣言だと思う


同様に日本音楽産業は全盛期の90年代に6500億円がピークだがいまじゃ3000億円だ

人口アメリカと違い下がり続け、デフレなのにアメリカより下落が緩やかだ

おそらく握手やらのアイドルビジネスが下支えしているのだろう

日本アメリカみたいにサブスクリプションをやろうという意見が多いが

やったとしても、おそらくアメリカほどの戻りはないだろうと思う

アメリカですら微増なのに、日本サブスクリプションをやって、はたして違法視聴に打ち勝ちました的ストーリーは描けるのだろうか

2015年世界の音楽市場規模は1兆6000億円だったらしい

まり90年代アメリカ音楽市場程度しかないわけだ

世界に売れる英語圏アーティストや、そもそも自国市場がない国のアーティストサブスクリプションでもいいが

日本はそのどちらでもないのでこのあたりの判断で迷うところだ

  • CDではなくネットで欲しい曲だけ落とすのが当たり前になったら違法音楽関係なく市場が縮小するの当たり前じゃないのと思う 1500円のシングル買わずに表題曲だけ200円で落とすようにな...

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